2018年9月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ2章3節

焦 凝先生のお話

(これは今年6月17日の礼拝で話されたものです。)

聖書:マルコによる福音書2章13-17節

「罪人を招くイエスさま」

焦 凝

皆さんはお熱が出して、風が引いた時、お母さんやお父さんは皆さんを病院に連れて行き、お医者さんから薬をもらいます。もらった薬を飲んだら、お熱が下げ、病気が治ります。

以前の教会学校の授業では、私たち人間は罪びとであることを学ぶことができました。では、神様が私たちのような罪びとをどうやって救ったのかについて、今日皆さんと一緒に学びましょう。

今日の聖書箇所では、イエス様がレビや多くの罪人たちと一緒にお食事したことを書きました。レビはイエス様の弟子という表現がありしましたが、ここの聖書箇所以外では、レビという名前を出ていません。聖書研究家たちの間では、レビはマタイと同一人物だいう説もあります。マタイはイエス様のお弟子さんで、聖書に名前もついているから、何となく偉い人だということがわかります。だからイエス様が彼と同じ席でお食事することがわかります。でも、イエスさまがなぜ多くの罪人と食事するかはわかりません。イエス様は神様の一人子ですから、高貴なお身分です。

実はマタイも自分自身が生きる時代において、高貴な身分をもっていません。マタイの仕事は徴税人です。当時の徴税人は今の徴税人と違いまして、お給料がとても少ないのです。しかし、人々から本当にいくら税金をもらったかは、徴税人の上司である政府が管理できないので、徴税人は人々から集めた税金を隠して自分のものにしてしまう。そのようなことがよく行われていました。そしてこの事実は皆が知っているから、徴税人は皆から嫌われています。マタイの身分と立場は他の罪人に比べても低いです。

では、なぜイエス様はこのような身分の低い人たちと一緒に食事するのでしょうか。イエス様はこのことを自分のお考えで行動したわけではなく、神様のご意志に従って行動しています。イエス様のご誕生も生涯も死も全部そうです。なぜなら、神様は私たち人間の中に罪があって、苦しんでいるので、私たちを救いたいからです。神さまはそのために、イエス様をこの世に遣わしたのであります。

従って、私たちもそのような徴税人や罪びとと変わりありません。そこでイエス様は私たちと一緒に食事することだけではなく、この罪びとの、この私たちのために死ぬことになったのです。

すべては神様がイエス様を通して私たちの罪を贖い、救いたいみ旨があるからです。

9月の御言葉

「アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。」

創世記15章6節

9月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

9月2日(日)  創世記3:1-10            お話の担当…並木せつ子

9日(日) 創世記4:1-7               並木せつ子

16日(日) 創世記9:9:17             勝田令子

23日(日) 創世記11:1-9             興津晴枝

30日(日) 創世記15:1-7             山口智代子


8月19日教会学校と大人の合同礼拝、そして一日夏期学校

長い夏休み、皆さんいかがお過ごしでしたか。8月19日に夏の1日教会学校が行われました。教会学校では、初の試みとして、大人と子供の合同礼拝を守りました。大人の礼拝に出席したことがない皆さんも、大人の礼拝プログラムに従い、讃美歌を起立して歌い、静かに聖書の御言葉に耳を傾けていました。献金の歌とお祈りは教会学校の仕方で、守りました。何よりも、子供も大人も一緒に大勢の方々と共に礼拝を捧げることは、大きな恵みでした。

その後、和田堀公園のバーベキュー場に移動しました。生徒の皆さんも荷物を運んだり、椅子を組み立てたり、お手伝いをして、みんなで協力して、準備することが出来ました。「お肉、お肉」と小学生に急かされ、大人が次から次へお肉と野菜を焼き、美味しく頂き、あっという間に完食しました。その後みんなで後片付けをし、教会に戻り、スイカを食べ、ガレージで花火をしてから、勝田さん手作リのシフォンケーキを美味しく頂きました。

お天気にも恵まれ、暑すぎず、怪我や事故がなく、無事に終えることが出来ました。保護者の方々には、備品を貸して頂いたり、多大なご協力をありがとうございました。主にある交わりの時を持つことが出来て、感謝です。参加は生徒9名、大人(教師、保護者、ヘルパー)13名でした。

(報告は主に山口智代子先生)

成宗教会学校からお知らせ

  • 成宗教会学校は礼拝と聖書の学びが中心です・・・イエス様が全世界に知らせてくださった神様はどのようなお方でしょうか。このことを学ぶことは大きな利益となります。
  • 礼拝の後の活動もあります。全体で1時間程度。10時半にはキチンと終わります。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方でも参加できます。親子でもご参加ください。また、中学生以上の方には、10時半~11時半のからの礼拝もお勧めしています。