「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」
新約聖書、コロサイ2章3節
このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。
斉藤紀先生のお話
(10月20日の礼拝で話されたものです。)
聖書:イザヤ書55:8~13
今日のテキストは、旧約聖書のイザヤ書からです。イザヤとは、人の名前です。
ずっとずっと昔紀元前8世紀ころに生まれた人です。ユダ王国の人で、預言者イザヤと言われている人です。
預言者とは、神様に代わって神様の言葉を聞きとって、それを皆に伝える人です。今日のみ言葉は、そのイザヤが書いた旧約聖書のイザヤ書からです。
イザヤ書55章8節には
「私の思いはあなたたちの思いとは異なり、私の道はあなたたちの道と異なると主は言われる」と、あります。これは神様の言葉ですから、私とは神様、あなたたちとは、私たちのことです。つまり、「神様の思いはわたしたちの思いとは違う」とあります。神様の思っていらっしゃることは、私たちが思っていることと違うというわけです。
どうしてでしょうか、それは、私たちは神様ではないからです。神様は、偉大なお方です。神様は、なんでもご存知ですが、私たちは違います。私たちは、たとえば「自分のことだけは自分が一番よく知っている」と思っていますが、違います。私たちのことを一番よく知っておられるのは、神様なのです。ですから、神様を信じて、すべてを神様のみ手におまかせして生きることが大切なのです。
ここで、主の祈りを考えましょう。みなさん言えますよね。
これは、マタイによる福音書6章にのっています。もし忘れたら、聖書を開きマタイ6章を読んでみましょう。
天にまします我らの父よ。
1、願わくは御名(みな)をあがめさせたまえ。
2、御国(みくに)を来たらせたまえ。
3、みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ
4、われらの日用の糧を今日も与えたまえ
お願いは全部で6個あります。私も子どもの頃から教会学校に通っていましたので、この主の祈りだけは、暗記しています。この主の祈りは、中で、神様、願わくはとお願いをしています。
願わくはみなをあがめさせたまえ、とありますが、「願わくは」とは、お願いをします、という意味です。願わくはみ名をあがめさせたまえ、神様を賛美させてくださるようお願いします。
み国を来たらせたまえ、神様のみ国が来ますようにお願いします。
そして3番目に、み心の天になるごとく、地にもなさせたまえ と続きます。
さっきイザヤ書の中でお話ししましたように、み心とは、天と地とでは違うのです。み心とは、神様が思っていらっしゃること、強い意味では、神様のご意思です。
この主の祈りでは、神様のみ心が、天と同じく、地上の私たちにも届き、神様の救いを待っている人たちが神様の言葉を知り、神様の恵みに感謝をして生きるようにしてくださいとお願いしているのです。
先の続きの文は「われらの日用の糧を今日も与えたまえ」ですが、私の日用の糧をではなく、われらの日用の糧をと、われら、私たちという形になっています。私だけではないのです。私たちなのです。み心が天で行われるように、地でも行われますようには、私だけの願いではなく、私たちの願いであり、神様の思う通りに、み心のままになさってくださいという祈りなのです。
私たちが住むこの地上を、神様のみ心がなすままに、なさってくださいと、お祈りしましょう。
11月の御言葉
「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。」
マタイによる福音18:22節
11月の教会学校礼拝
(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)
★ お話の聖書箇所と担当の先生
聖書 | お話 | |
11月 3日(日) | マタイによる福音書18:21~35 | 藤野美樹 先生 |
10日(日) | ルカによる福音書4:1~13 | 勝田令子 先生 |
17日(日) | 歴代誌(上)29:10~13 | 興津晴枝 先生 |
24日(日) | 合同礼拝 | 藤野雄大 先生 |
お知らせ
11月より、原則として第4週日曜日は、大人と子どもの合同礼拝(朝10時半~)を守ることになりました。合同礼拝の日は、教会学校の礼拝はありませんので10時半に教会にお越しください。
🌸 11月24日(日)は合同礼拝です。(朝10時半~)
🌸 12月22日(日)はクリスマス合同礼拝を守ります。(朝10時半~)
礼拝後、祝会でお昼やお菓子、プレゼントがあります。ぜひご出席ください♫