説教要旨
牧師:今村裕三 師
聖書:使徒13章1節から3節
この聖書箇所はパウロたちを宣教師として送り出すアンテオケ教会の姿が描かれています。アンテオケ教会は世界宣教に大きな貢献をした教会です。そのお陰で私たちにも福音が届けられたと言っても過言ではないでしょう。
1.アンテオケ教会の姿(1節)
(1) アンテオケ教会のはじまり(使徒11章19節から26節)
非ユダヤ人による宣教から始まり、多くの非ユダヤ人が救われた教会。
(2) 多国籍・多民族の国際的な教会であった。
人種や文化、生活背景が違う人たちの集まりでしたが、その多様性の中に一致を持っていました。
2.宣教は神の働きである。(2節)
(1) 主の御心を見極めること。
世界宣教は神様の働きであり、その働きに参加していくことが御心と見極める。「本当に、このことが神の私たちの教会への御心であるか?」
(2) 神様の召しに教会は従うか? 御霊による一致。
御霊の一致により教会の5人のリーダーうちの2人を気前よく世界宣教のために送り出しました。御心に従っていった姿。人間的な知恵や方策によらない御霊による一致は大きな信仰と力を教会に与えます。
3.教会の働きとしての宣教師派遣(3節)
パウロとバルナバを教会から按手を持って送り出すことで、教会の働きとして神様の働きに加わっていきました。
◎ 振り返りの質問
1.皆さんの教会で、もし多様性のなかの一致を妨げているものがあるとするとそれは何でしょうか?
2.神様の宣教の働きにこれからどのように関わっていきたいですか?2018年の具体的な計画を立ててください。(例)祈る、外国語を学ぶ、宣教地訪問をする、献金を捧げるなど。
3.私たちが神様の働きのために気前よくなれない原因は何でしょうか?