2018年2月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

斉藤 紀先生のお話

(これは11月19日の礼拝で話されたものです。)

聖書:使徒言行録4章10-12節

「私たちが救われるべき名は?」

斉藤 紀

今読んだ聖書の言葉の中に、「この人」という言葉がありましたね。この人って誰でしょう。実は、この聖書箇所の少し前に、この人が出てくるのです(3章1節~)。

この人は、エルサレムの神殿の(神殿とは、神様をあがめ礼拝するところ、まあ、教会と思ってください)門のそばに、いつも座っていた男の人のことです。この人は足が悪くて、生まれてから一度も歩いたことが無いのです。働けないのでお金もなく、食べ物などを買うために、門のそばに坐って教会に来る人たちからお金を貰って生活していました。教会に入って礼拝したいと思っていても、入れません。あるとき、この男の人は、教会に入ろうとしていたペトロとヨハネを見て、お金を恵んで下さいと言いました。ペトロとヨハネはこの足の悪い男の人を見て、「私たちを見なさい」と言いました。「私たちにはお金はないけれど、持っているものをあげましょう。ナザレの人、イエス・キリストの名によって立ちあがり、歩きなさい」と言って、男の人の右手を持って立ち上がらせたのです。すると、その人はすっくと立ち上がり、歩きだしました。悪かった足が治ったのですね。その人は、躍り上がって喜び、どうしたでしょうか。この人は、ペトロとヨハネと一緒に踊る様な足取りで、神様を賛美しながら教会に入って行ったのです。私はここがすごいと思うのです。歩けるようになったら、すぐに家に帰るとか街に出るとかしないで、神様を賛美しながら真っ先に教会に入って行ったのです。

ペトロとヨハネはそばにいた人たちに話しました。「この足の悪かった男の人が立ち上がって歩けるようになったのは、イエス・キリストの名によるもの、つまり、イエス様のおかげなのです。そのイエス様を、あなた方は十字架につけて殺しましたね、でも神様は復活させた、よみがえらせました。ですから、このお方こそ、家を建てるときに「いらない」と言って捨てられた石が、家の土台を支える石になったようなものです。

この男の人が救われたのは、イエス様のおかげです。イエス様以外の人の誰によっても、皆さんは救われません。イエス・キリストという名前のほかには、救

い主という言葉は誰にも与えられていません。ですから、私たちを救えるのは、イエスさまだけなのです。」

今日は、私たちを救うことのできる方は、主イエス・キリストただお一人だけということを学びました。イエス様の教えを守り、毎日イエス様を賛美して過ごしましょう。

2月の御言葉

「イエスは重ねて言われた。『あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。』」

ヨハネ福音書20章21節。

2月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

2月 4日 (日)   エフェソ4:8-10      お話の担当…  並木せつ子

11日(日)  ペトロ(一)3:22              焦  凝

18日(日)  詩編98:1-9             並木せつ子

25日(日)  ヨハネ20:19-23           興津晴枝

 

  • 中高生の皆さんは、大人の礼拝にもご参加をおすすめいたします。礼拝時間は10時半~11時半です。親子連れの方も、どうぞいらしてください。

                                                                   

成宗教会学校からお知らせ

  • 真の神は、イエス・キリストの御生涯に表されました。イエス様を通して、私たちは、神の真実を知ることができます。
  • 教会の暦(レント)・・・2018年は2月14日(水)から受難節(レント)に入ります。イースターまでの40日の期間を、イエス様が人間の罪をあがなうために苦難を負われたことを思って、感謝と悔い改めに過ごします。今年のイースター(復活祭)は4月1日(日)です。この時にイエス様を救い主と告白し、洗礼を受けることを決心する人は、レントの間にその準備をいたします。
  • 礼拝でのお話は小学校高学年~中学生にもわかりやすく語られます。礼拝後の活動は幼少~小学生向きですが、何歳でも楽しく参加することができます。