2018年10月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ2章3節

山口智代子先生のお話

(これは今年9月30日の礼拝で話されたものです。)

聖書:創世記15章1-6節

「アブラハムの信仰」

山口智代子

アブラムは、75歳の時に、神様の言葉を聞きました。「あなたは、生まれ故郷、父の家を離れて、わたしが示す地に行きなさい。わたしは、あなたを大いなる国民にし、あなたを祝福しあなたの名を高める祝福の源となるように。あなたを祝福する人をわたしは祝福しあなたを呪う者をわたしは呪う。地上の氏族はすべてあなたによって祝福に入る。」

アブラムは、神様を信じて、神様の言葉に従って、旅立ちました。行く先も知らないで旅たちました。アブラムは、奥さんのサライ、甥のロトを連れて、カナンに着きました。そこで、神様はアブラムに「あなたの子孫にこの土地を与える。」と約束して下さいました。

それから、アブラムの回りでは色々大変なことが起こりました。飢饉が起こって、エジプトへ逃げたこともありました。飢饉というのは、作物が十分に実らなくて、食べるものが足りなくなって、人々が飢えることです。食べるものがなくては行きていけないので、エジプトへ逃げました。

それから、周辺の国々の争いに巻き込まれてしまいました。甥のロトと財産が奪われてしまったのですが、神様の助けがあって、ロトを助け出すことができました。どんな時でもアブラムは、神様を信じていました。でもアブラムには、恐れと不安がありました。争いには勝ってロトを助けることができましたが、また敵に襲われるかも知れないと思っていたでしょうし、それ以上に、自分には跡継ぎがいないことを不安に思っていました。

そのような時、神様は、アブラムに呼びかけられました。「恐れるな、アブラムよ、わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きいであろう。」と神様は言われます。

神様は、アブラムを守り、非常に大きい贈り物を与えると約束して下さいました。アブラムは、神様の言葉を聞いて、自分の不安を神様に言いました。「我が神、主よ、私に何をお与えになるのですか。私には、まだ子がありません。私の家の相続人は、あのダマスコのエリエゼルになるのでしょうか。ご覧下さい。あなたが子孫を私に下さらないので、私の家の奴隷が私の跡取りになるでしょう。」と言いました。

その時、アブラムは、75歳で、奥さんのサラは、65歳でした。普通、その年では、子供が出来るとは考えられません。その前から自分達にはもう子供は生まれないと思っていたので、エリエゼルという家の使用人を養子にして、自分の跡を継がせようと考えていました。

ところが神様は、「その者が跡を継ぐのではなく、あなたから生まれる者が跡を継ぐ」とはっきり約束して下さいました。それから神様は、アブラムを外に連れ出して、「天を仰いで、星を数えることができるなら数えてみるがよい。」「あなたの子孫はこのようになる。」と言われました。神様は、アブラムの子孫が空の星のように増えるとを約束なさいました。

アブラムは、神様の言葉を信じました。神様は、アブラムが神様の言葉を信じたのをご覧になって、それを彼の義と認められました。「義と認めた」というのは、アブラムが神様を信じたことを神様は「正しいこと」を認められたのです。神様の御心に従ったと認められました。自分の力では出来ないこと、不可能なことをアブラムは、そのまま信じました。その信仰が、アブラムを義としました。全てを神様に委ねて、神様には出来ないことはないと信じました。アブラムも将来のことを不安に思っていたように私たちも色々心配なことや不安に思うことがあります。私たちが神様を信じていれば、神様は、明日のことを準備して下さり、私達のことを守って下さいます。そして、神様は、必ず約束を実現して下さいます。いつ実現して下さるかは、私達にはわかりません。私達が望む時ではないかも知れません。アブラムは、神様が約束して下さる未来を信じました。

その後、アブラムは、神様に命じられてアブラハムと名を変えました。奥さんのサライも名を変えるように命じられて、サラになりました。アブラハムが100歳、サラが90歳の時、サラは男の子を生みました。そしてその子はイサクと名づけられました。神様とアブラムとの約束通りに、アブラハムの子孫は増えて、国ができるまでになりました。神様に出来ないことはありません。神様は、信頼できる方です。いつも私達を愛し、私達をまもり、導いて下さいます。全てを神様にまかせて、神様を信じ、神様を信頼して、毎日元気に生活していけたら良いと思います。

10月の御言葉

「「主に望みをおく人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。」

イザヤ書4031

10月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。
10月7日(日) コリント(一)15:1-11 並木邦夫
14日(日) イザヤ書40:27-31 並木せつ子
21日(日) 創世記18:9-15 並木せつ子
28日(日) ルカ15:11-24 興津晴枝

 

成宗教会学校からお知らせ

  • 成宗教会学校は礼拝と聖書の学びが中心です・・・イエス様が全世界に知らせてくださった神様はどのようなお方でしょうか。このことを学ぶことは大きな利益となります。
  • 礼拝の後の活動もあります。全体で1時間程度。10時半にはキチンと終わります。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方でも参加できます。親子でもご参加ください。また、中学生以上の方には、10時半~11時半のからの礼拝もお勧めしています。

2018年9月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ2章3節

焦 凝先生のお話

(これは今年6月17日の礼拝で話されたものです。)

聖書:マルコによる福音書2章13-17節

「罪人を招くイエスさま」

焦 凝

皆さんはお熱が出して、風が引いた時、お母さんやお父さんは皆さんを病院に連れて行き、お医者さんから薬をもらいます。もらった薬を飲んだら、お熱が下げ、病気が治ります。

以前の教会学校の授業では、私たち人間は罪びとであることを学ぶことができました。では、神様が私たちのような罪びとをどうやって救ったのかについて、今日皆さんと一緒に学びましょう。

今日の聖書箇所では、イエス様がレビや多くの罪人たちと一緒にお食事したことを書きました。レビはイエス様の弟子という表現がありしましたが、ここの聖書箇所以外では、レビという名前を出ていません。聖書研究家たちの間では、レビはマタイと同一人物だいう説もあります。マタイはイエス様のお弟子さんで、聖書に名前もついているから、何となく偉い人だということがわかります。だからイエス様が彼と同じ席でお食事することがわかります。でも、イエスさまがなぜ多くの罪人と食事するかはわかりません。イエス様は神様の一人子ですから、高貴なお身分です。

実はマタイも自分自身が生きる時代において、高貴な身分をもっていません。マタイの仕事は徴税人です。当時の徴税人は今の徴税人と違いまして、お給料がとても少ないのです。しかし、人々から本当にいくら税金をもらったかは、徴税人の上司である政府が管理できないので、徴税人は人々から集めた税金を隠して自分のものにしてしまう。そのようなことがよく行われていました。そしてこの事実は皆が知っているから、徴税人は皆から嫌われています。マタイの身分と立場は他の罪人に比べても低いです。

では、なぜイエス様はこのような身分の低い人たちと一緒に食事するのでしょうか。イエス様はこのことを自分のお考えで行動したわけではなく、神様のご意志に従って行動しています。イエス様のご誕生も生涯も死も全部そうです。なぜなら、神様は私たち人間の中に罪があって、苦しんでいるので、私たちを救いたいからです。神さまはそのために、イエス様をこの世に遣わしたのであります。

従って、私たちもそのような徴税人や罪びとと変わりありません。そこでイエス様は私たちと一緒に食事することだけではなく、この罪びとの、この私たちのために死ぬことになったのです。

すべては神様がイエス様を通して私たちの罪を贖い、救いたいみ旨があるからです。

9月の御言葉

「アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。」

創世記15章6節

9月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

9月2日(日)  創世記3:1-10            お話の担当…並木せつ子

9日(日) 創世記4:1-7               並木せつ子

16日(日) 創世記9:9:17             勝田令子

23日(日) 創世記11:1-9             興津晴枝

30日(日) 創世記15:1-7             山口智代子


8月19日教会学校と大人の合同礼拝、そして一日夏期学校

長い夏休み、皆さんいかがお過ごしでしたか。8月19日に夏の1日教会学校が行われました。教会学校では、初の試みとして、大人と子供の合同礼拝を守りました。大人の礼拝に出席したことがない皆さんも、大人の礼拝プログラムに従い、讃美歌を起立して歌い、静かに聖書の御言葉に耳を傾けていました。献金の歌とお祈りは教会学校の仕方で、守りました。何よりも、子供も大人も一緒に大勢の方々と共に礼拝を捧げることは、大きな恵みでした。

その後、和田堀公園のバーベキュー場に移動しました。生徒の皆さんも荷物を運んだり、椅子を組み立てたり、お手伝いをして、みんなで協力して、準備することが出来ました。「お肉、お肉」と小学生に急かされ、大人が次から次へお肉と野菜を焼き、美味しく頂き、あっという間に完食しました。その後みんなで後片付けをし、教会に戻り、スイカを食べ、ガレージで花火をしてから、勝田さん手作リのシフォンケーキを美味しく頂きました。

お天気にも恵まれ、暑すぎず、怪我や事故がなく、無事に終えることが出来ました。保護者の方々には、備品を貸して頂いたり、多大なご協力をありがとうございました。主にある交わりの時を持つことが出来て、感謝です。参加は生徒9名、大人(教師、保護者、ヘルパー)13名でした。

(報告は主に山口智代子先生)

成宗教会学校からお知らせ

  • 成宗教会学校は礼拝と聖書の学びが中心です・・・イエス様が全世界に知らせてくださった神様はどのようなお方でしょうか。このことを学ぶことは大きな利益となります。
  • 礼拝の後の活動もあります。全体で1時間程度。10時半にはキチンと終わります。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方でも参加できます。親子でもご参加ください。また、中学生以上の方には、10時半~11時半のからの礼拝もお勧めしています。

2018年8月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ2章3節

並木せつ子先生のお話

(これは今年6月10日の礼拝で話されたものです。)

聖書: マルコ1章21-28節

「イエスさまの三つのお働き」

並木せつ子

 イエスさまが地上に来てくださったのは、神様から与えられたお仕事があったからです。

今日のお話はイエスさまが汚れた霊に取りつかれた人から、その霊を追い出したというお話ですが、この中で、イエスさまは御自分に三つの働き(お仕事)が与えられていることを、人々にお示しになりました。

その一つは、イエスさまが安息日に会堂で教えられたことです。私たちが日曜日教会に集まって、神さまの教えを聞いているように、イエスさまは聖書の言葉から、神さまのお心を皆さんに知らせたのです。これが預言者の働きです。

するとみんなが静かに聞いていたとき、汚れた霊にとりつかれた男が騒ぎ始めたのでした。その男はそこにいた人々の目には変な人だとか、怖い人としか見えなかったでしょう。でも、イエスさまはその人の本当の気持ちと、その人の言っていること、していることが違うと分かってくださいました。彼が悪霊にとりつかれていたことも。彼の本当の気持ちは、悪霊に出て行ってほしいのだ、とイエスさまには分かったので、彼の本当の願いの通りにして上げました。「悪霊よ、この人から出て行け」と言って追い出しました。その人がしたくてもできなかったことを、その人に代わってして上げたのです。これは祭司の務めです。人のために代わってして上げる働きです。

でも、わたしたちにはできないことですね。なぜなら相手は汚れた霊で人間より強いのですから。出て行けと言ったって出て行くはずがありません。でもイエスさまにはお出来になります。イエスさまは神の権威をお持ちなので悪魔もイエスさまには勝てないのです。この働きは王の働きです。

イエスさまはこの三つの働きをもって地上に来てくださいました。そして神さまの本当のお心を人々に伝えました。神さまは罪の奴隷になっている(悪霊にとりつかれている人はその一番目立つ例です)人間の本当の苦しみを分かってくださり、身代わりになって罪を引き受けて十字架の死を耐え忍んでくださいました。神はイエスさまを死から復活させて神の権威をお与えくださいました。わたしたちもイエスさまを信じるならば、イエスさまの三つの働き

によって救われるのです。イエスさまは、十字架に死なれましたが、復活され、信じる人を罪から解放してくださいました。今も天に在ってこの働きをしてくださっているのです。

9月の御言葉

「アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。」

創世記15章6節

9月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • ◎ お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

9月2日(日)  創世記3:1-10            お話の担当…並木せつ子

9日(日) 創世記4:1-7               並木せつ子

16日(日) 創世記9:9:17             勝田令子

23日(日) 創世記11:1-9             興津晴枝

30日(日) 創世記15:1-7              山口智代子


成宗教会学校からお知らせ

  • 成宗教会学校は礼拝と聖書の学びが中心です・・・イエス様が全世界に知らせてくださった神様はどのようなお方でしょうか。このことを学ぶことは大きな利益となります。
  • 礼拝の後の活動もあります。全体で1時間程度。10時半にはキチンと終わります。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方でも参加できます。親子でもご参加ください。また、中学生以上の方には、10時半~11時半のからの礼拝もお勧めしています。
  • 成宗教会学校の夏休み・・・8月一か月は9時15分から10時15分までの教会学校はありません。この機会に10時半からの礼拝に参加してみて下さい。どなたでもイエスさまは招いておられます。
  • 8月19日(日)夏休み一日教会学校・・・この日は10時半からの合同礼拝から始まります

Ⅰ 大人との合同礼拝・・・10時半~11時20分(いつもより短めです。どなたも遅刻しないように心掛けてください。) 教会ガレージで持ち物準備。出発は11時50分。

Ⅱ 善福寺川緑地公園でバーベキュー・・・12時半~15時

Ⅲ 教会に戻っておやつタイム、お祈り、解散・・・15時半~16時半

  • 詳しい案内を差し上げています。郵送もしています。申込み締切は7月29日(日)

2018年7月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ23

並木邦夫先生のお話

(これは今年4月8日の礼拝で話されたものです。)

聖書:マタイ6章25-34節

「思い悩むな」

並木邦夫

  今日の聖書の箇所は山上の説教の中の一つです。イエス様がガリラヤで伝道を始められ、漁師のペテロやアンデレを弟子にしました。そしてガリラヤ中を回って神様の話を教え、そして多くの病人を癒しました。そうしているうちに多くの人々がイエスに従ってきましたが、この多くの群衆を見て山に登り、神様の話をおしえたのが山上の説教です。そのうちの一つですが、「自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな」と言っておられます。

今でこそ、こうした事で悩むことはないと思いますが、イエス様の時代は、まだまだ貧しい時代でしたから、多くの人にとってその日に食べるもの、飲むもの、そして着るものは大きな心配ごとでした。今の皆さん、子供やそして大人たちにはまた別の悩み事があると思います。希望する学校、高校とか大学に行けるだろうかとか、希望する仕事につけるだろうかとか、いろいろあるでしょう。また、そのためには何か資格を取っておく必要があるだろうかとか、いろいろな能力もつけておかなければ、とか考えだすときりがないかもしれません。

でも、イエス様は思い悩むなとおっしゃっています。空の鳥や野の花をよく見なさい、何もしない存在ですが、神様はこうした自然のものもとても大事に養っていて下さる、と続けています。

今年も善福寺川の桜がきれいに咲きましたし、春になると鳥も鳴いています。こうした自然の美しさという意味では、私は別の経験があります。長い間、鉄や鋼の研究をしてきたので、金属のミクロ組織を毎日のように見てきました。電子顕微鏡で高い倍率で見ると原子そのものは見えませんが、これが動いた跡は観察できます。1mmのさらに100万分の1の世界ですが、自然の不思議さや美しさを、実感をもって知ることができました。こうした自然、鳥や花もすべて見ていて下さる神様ですから、「まして、あなた方のことはなおさら愛していて下さる」と言っておられます。空の鳥や野の花より価値あるものとして造られた人間ですから、悩むことはありません。そして「あなた方の天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存知である」、心配するなと繰り返されます。

皆さんにはお父さん、お母さんがいますが、天にもお父さんがいらっしゃいます。そしてすべて、皆さんが必要なことを知っているのです。毎日、会っているお父さんの知らないことも天のお父様は知っているのです。では、どうして天のお父様は私たちのことを、そんなに知っていて、そして大事にしてくれるとわかるのでしょうか。これは、神様はそのひとり子のイエス様を地上にお遣わしになったことによってわかりますね。そして、私たちの罪をすべて負って、私たちの身代わりとなって十字架につけられ死んでくださいました。このように私たちをご自分の子供として、愛して大切にしてくださいます。

今、私たちがここに生きているのは神様が命を与えて下さったからです。そしてずっと私たち一人一人を見守って下さいます。私たちはなかなか、そのことに気づくことが出来ないし、気づく時期もそれぞれ違います。でも、そうした神様を知ることができ、すべてを神さまに委ねて、お任せして生きることが出来れば、いろいろな悩みに煩わされることもないでしょう。私たちはどうしても、お金とか才能、地位とかに目が行きますが、そうしたことに悩まされずに、必要なものはすべて与えられると信じて、天の神様を知って礼拝できるということはとても素晴らしいことと思います。

7月の御言葉

「心の貧しい人々は幸いである。天の国はその人たちのものである。」

マタイによる福音書5章3節

7月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

7月1日(日)  マルコ1:21-28          お話の担当…   並木せつ子

8日(日) マタイ8:5-13              並木せつ子

15日(日) マタイ5:1:11             斉藤 紀

22日(日) ルカ24:36-49             興津晴枝

29日(日) マタイ16:13-20            山口智代子

 


成宗教会学校からお知らせ

  • 成宗教会学校は礼拝と聖書の学びが中心です・・・イエス様が全世界に知らせてくださった神様はどのようなお方でしょうか。このことを学ぶことは大きな利益となります。
  • 礼拝の後の活動もあります。全体で1時間程度。10時半にはキチンと終わります。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方でも参加できます。親子でもご参加ください。また、中学生以上の方には、10時半~11時半のからの礼拝もお勧めしています。
  • 6月10日(日)花の日(子どもの日)・・・今年も教会学校から成田東三丁目の交番に日頃の感謝のしるしにお花を届けました。生徒6人、保護者と教師5人が参加しました。
  • 8月19日(日)夏休み一日教会学校・・・午後1時~6時を予定しています。小学生が対象ですが、ヘルパーとして中学生の参加も歓迎します。詳しい案内は7月中に致します。

2018年6月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

興津晴枝先生のお話

(これは今年527日の礼拝で話されたものです。)

聖書:イザヤ書5章1~4節

「甘くておいしいブドウの実」

興津晴枝

みなさんの大好きな果物はなんですか? スイカの好きなひと、いちごの好きなひとなど皆さんのまわりにはおいしい沢山のくだものがありますね。今朝はブドウのお話です。

ブドウ狩りに行ったことのある人もいることでしょう。自分でそおっと枝からもいで食べたとき、思わず「甘い!おいしい!」って、とびきりの笑顔になった楽しい思い出もあるのではないでしょうか。でも、もし口に入れたとたん,甘くなくてすっぱすぎたりしたら「まずい!」って顔をしかめて吐き出してしまうかもしれませんね。

「ブドウ園」がありました。そのお世話をしている人のお話です。甘くておいしいブドウを育てるのはとても手間のかかる仕事です。まず最初に、ブドウの苗を植える畑の手入れをします。ブドウに適した栄養豊かな土地、大きな石コロなどは取り除かなくてはなりません。次はよく耕します。育ってきたら枝の剪定をしたり、ブドウの色をいい色にするために葉っぱでかくれないようお日様にあてます。肥料も大切です。みなさん、「お米」という字を思い浮かべて下さい。八十八、つまり88回も色々と手間をかけるという意味があるそうです。

ブドウのお世話をする人は「甘い実のおいしいブドウ」が出来ますようにと心から願いながら一生懸命働きました。それなのに甘い実の美味しいブドウではなく腐ったような酸っぱい実のブドウがなったとしたら、どうでしょうか?私たちならきっと「こんなまずいもの食べられない!」と捨ててしまうに違いありません。では、このブドウ園の世話人はどうしたでしょうか?やっぱり捨ててしまう?

みなさんはもうきっとわかりましたね。ブドウ園の世話人とは神様のことです。すっぱいブドウとは私たち人間のことです。神様がなさったことは何ひとつ足りない事はなかったのでとてもがっかりして悲しまれました。どうしてこんなことが起こったのでしょう?それは私たち人間に「罪」があるからです。神様に善いものとして造られた私たちなのに、そのことを忘れ、神様との約束を破り、神様なんかいらない!と離れて自分勝手な生き方をしてしまう、そのことです。「甘いブドウ」とは神様に喜ばれる生き方をすること。けれどそれは自分の力によっては出来ません。

だから神様はそのままではすっぱいブドウの私たちに、どうしても甘いブドウになって欲しいと願い、捨てるどころかイエスさまを送ってくださいました。イエスさまは私たちの罪の身代わりとなって私たちに新しい命をくださいました.イエス様のお言葉です。「わたしはブドウの木、わたしの父は農夫である、あなた方はその枝である」神様が愛して下さっているのに私たちは神様に喜ばれる生き方がなかなか出来ません。

けれどイエスさまという木から栄養を頂いている私たちが自分勝手に離れようとしても、イエスさまが木の幹として繋いでいてくださるのです。甘いおいしい実のなるブドウになれますよう、イエスさまから離れないように毎日をすごしましょう。

6月の御言葉

「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」マルコによる福音書2章17節。

6月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

6月3日(日)  ローマ3:20    お話の担当…     並木せつ子

10日(日) 詩編14:1-3           並木せつ子

17日(日) マルコ2:13-17         焦  凝

24日(日) マタイ14:22-33        興津晴枝


成宗教会学校からお知らせ

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

(新約聖書、コロサイ人への手紙2章3節)

  • 成宗教会学校は礼拝と聖書の学びが中心です・・・イエス様が全世界に知らせてくださった神様はどのようなお方でしょうか。このことを学ぶことは大きな利益となります。
  • 礼拝の後の活動もあります。全体で1時間程度。10時半にはキチンと終わります。
  • 6月10日(日)は花の日です・・・この日は、成田東三丁目の交番にお花を届ける活動をしています。お家にお花が咲いている方は、お持ち下されば一緒にお届けします。
  • 聖霊の神様の助けによって全世界に教会が建てられました。教会は神様の見えない恵みを、確かな宝物として皆さんにお分けしたいと思います。それはイエス様の福音(良い知らせ)という宝です。世界中の教会に与えられているこの宝を、皆さんも心に受けて、新しい一歩を元気に踏み出すことができますようにお祈りします。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方でも参加できます。親子でもご参加ください。また、中学生以上の方には、10時半~11時半のからの礼拝もお勧めしています。