2018年5月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

勝田令子先生のお話

(これは今年121日の礼拝で話されたものです。)

聖書:フィリピの信徒への手紙268

「僕(しもべ)となった神の子」

勝田令子

今日は年が明けて三回目の日曜日です。昨年12月24日、クリスマスのお祝いをしましたね。クリスマスって、どうしてお祝いをするのでしょう?それは、イエス様がマリア様よりお生まれになった日だからです。神様のお子様であるイエス様が、私たち人間と同じ人間になってくださったのです。先程お読みいただいたフィリピの信徒への手紙6節、7節で「キリストは神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わずに、かえって自分を無にして、僕(しもべ)の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ」とあります。

固執って、どういう意味ですか?辞書には、「こだわること」と書かれています。イエス様は、神様であられる方、永遠の神でいらっしゃるお方なのに、それにこだわらず、ご自分を無にして、人間と同じ者になられたのです。僕(しもべ)の身分になる…とありますが、僕(しもべ)というのは使用人、この時代の奴隷のことです。神様の御子が人となられた。それも、王様や貴族ではなく、僕(しもべ)、奴隷となられた。奴隷は、主人の言うことを聞いて、主人の言うままに働きます。キリストは、父なる神の僕(しもべ)となり、父なる神の御心(みこころ)に従われたのです。

この手紙は、パウロが牢獄の中で書きました。フィリピの人々は教会の中で利己心や虚栄心から争いばかりしていました。その様子に心を痛めたパウロは「何ごとも、利己心や虚栄心からするのではなく、へりくだって互いに相手を自分よりも優れた者と考え、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい」と書いています。

私たちは、自分のことが一番大事です。弟や妹から馬鹿にされたようなことを言われると、腹が立ちますね。私には、姉が一人と 妹たちが四人います。この妹たちに見下されたことを言われると腹が立ちます。だから、馬鹿にされることの無いよう努力します。自分が大事だからです。

でも、イエス様は、神の御子でいらっしゃりながら、そのご自分にこだわることをせず、ご自分を捨てて天から下り、私たちと同じ人間になられました。そして、イエス様は、神様の僕(しもべ)として神様のおっしゃることを何でも聞き、8節には、「へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした」と書かれています。

イエス様は、十字架で苦しんで死ぬということまで、神様の御心を受け入れました。それ

は、何のためだったのでしょう?それは、自分にばかりこだわって、神様を大切にすることができなくなってしまっている私たちを救うためでした。私たちの罪を助けるためにご自分の生命をさし出してくださったのです。十字架で死なれたイエスさまは、お墓に入れられ、死者の国に下り、三日目に復活されました。死の力に勝利なされたのです。

イエス様は私たちに永遠の生命を与えてくださる方、主でいらっしゃいます。どんな時もイエス様を信じて、教会のみんなと仲良くしていきましょうね。

5月の御言葉

「神は言われた。『光あれ。』こうして、光があった。神は光を見て、良しとされた。」

創世記1章3節~4節

5月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

5月6日(日)  ルカ4:16-21       お話の担当…  並木せつ子

13日(日) 創世記1:1-31               並木せつ子

20日(日) 使徒言行録2:1-13          勝田令子

27日(日) イザヤ5:1-4             興津晴枝


成宗教会学校からお知らせ

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

(新約聖書、コロサイ人への手紙2章3節)

  • キリスト教の三大祭りはクリスマスとイースターとペンテコステですが、今年は5月20日がペンテコステ(聖霊降臨日)の日に当たります。十字架に死なれたイエス様は復活し、弟子たちに御自分が生きておられることをお知らせくださいました。それから40日後に天に昇られ、地上の教会に聖霊を送ってくださいました。イエス様が約束された神の霊の助けが地上に与えられた記念の日がペンテコステ(聖霊降臨日)です。イエス様は昔も今も、そしてこれからも、生きておられます!
  • 聖霊の神様の助けによって全世界に教会が建てられました。教会は神様の見えない恵みを、確かな宝物として皆さんにお分けしたいと思います。それはイエス様の福音(良い知らせ)という宝です。世界中の教会に与えられているこの宝を、皆さんも心に受けて、新しい一歩を元気に踏み出すことができますようにお祈りします。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方でも参加できます。親子でもご参加ください。また、中学生以上の方には、10時半~11時半のからの礼拝もお勧めしています。

2018年4月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

並木せつ子先生のお話

(イースター礼拝)

聖書:ルカ福音書24章1-12節

「イエス様はお墓にはおられなかった」

並木せつ子

 今日はイースター。イエス様が復活されたことをお祝いする日です。今では、世界中の多くの国の人々が日曜日をお休みの日にしていますが、もともとはそうではなかったのです。ユダヤの人々は土曜日がお休みの日でした。そしてイエス様が十字架について死んでしまわれたのは金曜日だったのです。土曜日のお休みの前に急いでお墓に葬られました。女の弟子たちは土曜日が終わると、まだ夜が明けるか明けないうちにお墓に行きました。遺体に香料を塗るためでした。彼女たちはイエス様のためにできるだけのことをしようと一生懸命でした。それほどにイエス様を慕っていたのに無残に苦しまれてなくなられたことを、彼女たちはどんなに悲しんだことでしょう。

イエス様は神の国は近づいた、と言って人々に福音を宣べ伝えられた方です。それまでは人々は思っていました。神の国というところは高い高い山に登るように、一生懸命努力して、立派な人になった人だけが入れるところだと思っていました。ところがイエス様によって、神の国は近いところになりました。貧しい人も、豊かになれる。悲しんでいる人も慰められる。病気の人も治していただける。悪霊に取り付かれて苦しんでいた人も、本当に自由な心を与えられる。イエス様はみんなに良いことをしてくださったのです。それで人々はこの方こそ、本当の救い主ではないかと思ったのです。

ところが、イエス様のことをよく思わない人々がいました。その人たちは神の国が近づいてほしくなかったからです。オリンピックでは一番の人だけが金メダルをもらえるように、神の国には一番の人、あるいは立派な人だけが入れるのだ、と信じていました。そして自分たちこそ入る資格があると思っていたので、だれでもみんな入れるなんていうのはいやでした。だからイエス様を憎み、こんな教えをやめさせようとしました。大勢の人々がイエス様についていくのがねたましくて、とうとう策略を使ってイエス様を十字架につけて殺したのです。その時、弟子たちはどうしたでしょうか。あんなに慕っていたイエス様なのに、いざとなったらみんなイエス様を助けようとはしませんでした。皆逃げてしまったのです。イエス様は悪霊だって追い出した力ある方なのに、どうして敵に捕まってしまったのだろうと驚きもし、悲しみもしました。女の弟子たちも見ていましたが、どうすることもできませんでした。

でも、イエス様はこの人たちのせいで殺されたのではありません。イエス様はこの人たちだけでなく、すべての人の罪を背負って死んだのです。十字架の死は、神様のご計画による出来事だったのです。そのことは、すぐには誰にも分かりませんでしたが、空っぽのお墓を見たとき、そこに現れた天使が教えてくれました。また、弟子たちにもイエス様ご自身が現れて教えてくださいました。

7節に「人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか」と言われていますね。人の子、というのは、イエス・キリストのことです。キリストは人間の罪の身代わりになって十字架にかかりました。それは、すべての人の罪が赦されるためだったのです。イエス様をこんなにひどい目にあわせた人間の罪が赦された?どうしてそれが分かりますか。それはイエス様を神様がよみがえらせてくださったから、分かるのです。イエス様は生きておられる。それは、信じる者に罪の赦しが与えられるということです。

イエス様は生きておられ、今も昔と同じように私たちの罪を赦し、新しい命に生きることができるようにしてくださるのです。真の神の子、イエス・キリストの御復活をお祝いしましょう。イースターおめでとうございます!

4月の御言葉

「空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。」

マタイ6章26節

4月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

4月1日(日)  ルカ24:1-12       お話の担当…  並木せつ子

8日(日) マタイ6:25-34              並木せつ子

15日(日) 使徒言行録17:22-27          並木邦夫

22日(日) ヨハネ14:6-10             興津晴枝

29 日(日)  ヨハネ5:36-40            山口智代子


成宗教会学校からお知らせ

  • イエス様のご復活をお祝いし、皆さん新しい学年がスタートしました。保育園、幼稚園の子たちも一つ上のクラスになり、元気に通い始めていますか。イエス様のお話を聞き、神様のことがますます分かるようになってください。教会の先生たちも祈っています。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方でも参加できます。親子でもご参加ください。また、中学生以上の方には、10時半~11時半のからの礼拝もお勧めしています。

2018年3月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

山口智代子先生のお話

(これは昨年10月29日の礼拝で話されたものです。)

聖書:イザヤ書42章5-6節

「天地の造り主を信じる」

山口智代子

大人の礼拝では、主の祈りと、使徒信条を告白します。使徒信条は、私達が信じる信仰の内容を短く、分かりやすく表したものです。使徒信条の最初に、「我は天地の造り主全能の父なる神を信ず。」とあります。神様は、天と地とを造られました。天と地球上の動物や植物、そして私達人間も神様が造られました。人間は、神様に似せて造られました。天と地を造って、それでおしまいということではなく、神様は、これまでも、今日も、これからも私達に必要なものを備えて下さって、祝福を与えて、守り、導いて下さっています。私達が、神様のお守りと赦しの中で、増えて広がっていくことを神様は、望んでいます。

私達は、多くの物に囲まれて生活しています。私達が住んでいる家やこの教会の建物や、着ている服や、歩く道も、それらを作った人がいます。今朝食べた朝ごはんもお母さんが作ってくれたのではないでしょうか。でも、私達は、お米を炊いたり、パンを焼いたり、卵焼きを作ったりはできますが、お米や小麦の種そのものを作ったり、卵や卵を産む鶏を作ることは出来ません。造り、命を与えるのは、神様だけがお出来になることです。今も、動物でも植物でも菌でも、新しい品種が毎年見つかっています。私達の知らないことは、まだまだたくさんあります。宇宙についても新しい星がどんどん発見されていますが、謎だらけです。宇宙は、完成しているわけではなくて、今も広がっています。光の速度よりも速いスピードで広がり続けていると言われています。宇宙や科学を研究している科学者の中には、科学を知れば知るほど、神様がお造りになったと考えざるを得なくて、神様の存在を確信して、クリスチャンになる方も少なくないということです。

先ほど読んで頂いた聖書の箇所は、イザヤ書です。イザヤ書は、紀元前6世紀頃に、預言者イザヤによって語られました。預言者というのは、神様から示された言葉を語る人です。聖書に出てくる預言者は、神様のみことばを預かり、それを神様の命令によって人々に向かって告げ知らせる人です。預言者イザヤは、新しい神様のみことばを告げます。

イザヤがみ言葉をつげたのは、ユダヤの人々が、大きな戦争で負けてしまい、外国によって支配されている時代でした。力を失って、深い悲しみを抱えた人々の心にイザヤの取り次ぐ神様のみことばが響きます。

「わたしがあなたがたに息を与え、霊を与える。わたし自身の命を分け与え、祈りによってわたしと心を通わせながら生きる人間として生まれ変わらせる」と神様は語って下さいました。新しい国は、神様が呼んで、手を取り、お立てになるひとりのしもべによって造られます。神様がお呼びになるしもべは、私達すべての人間が、たとえどんな暗い所にいても、牢屋のような所に閉じこめられていても、必ず救い出してくださいます。

イザヤの告げた、このしもべとは、イエス・キリストのことです。イエス様は、十字架にかかられ、ご自分の命と引き換えに、私達を救い出して下さいました。神様の御心にかなう道がどこにあるのか、わからなくなっていた私達を、イエス様は光となって照らして下さいました。希望がなく、神様から遠く離れている私達を救って下さったのです。神様が愛をもって、天地を造って下さり、イエス様をこの世に遣わして下さいました。神様は、小さな人間を心に留めて下さいます。神様の愛に応えて、イエス様と共に父なる神様を賛美しながら、1日1日を感謝をもって生きていきたいと思います。

3月の御言葉

「パンは一つだから、わたしたちは大勢でも一つの体です。皆が一つのパンを分けて食べるからです。」

コリントの信徒への手紙一、10章17節。

3月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

3月 4日 (日)   エフェソ4:13-16     お話の担当…  並木せつ子

11日(日)  コリント(一)10:16-17        並木せつ子

18日(日)  エレミヤ31:33-34         並木邦夫

25日(日)  ヨハネ(一) 3:2           興津晴枝


成宗教会学校からお知らせ

  • 教会の暦(今年のイースターは4月1日)・・・イエス様は人間の罪の身代わりとなって十字架に掛かられましたが、予告しておられたように三日目によみがえって弟子たちの間に現れて、ご自分が生きておられることを告げ知らせられたのです。神の子、イエス様はわたしたちの罪から救うためにこのような苦難を受けてくださいました。わたしたちはこの溢れる愛に感謝します。この時から弟子たちはイエス様の復活された日曜日に集まって礼拝を守るようになりました。それが全世界のイエス様の教会の始まりです。イースターは毎年、春分の日の後の、満月を過ぎた最初の日曜日にお祝いすることが全世界で決まっています。
  • 教会学校のイースター礼拝では、今年度学んだ聖句の暗唱を発表します。その後、卵探し(エッグハンティングと言います)の楽しいゲームがあります。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方でも参加できます。親子でもご参加ください。また、中学生以上の方には、10時半~11時半のからの礼拝もお勧めしています。

2018年2月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

斉藤 紀先生のお話

(これは11月19日の礼拝で話されたものです。)

聖書:使徒言行録4章10-12節

「私たちが救われるべき名は?」

斉藤 紀

今読んだ聖書の言葉の中に、「この人」という言葉がありましたね。この人って誰でしょう。実は、この聖書箇所の少し前に、この人が出てくるのです(3章1節~)。

この人は、エルサレムの神殿の(神殿とは、神様をあがめ礼拝するところ、まあ、教会と思ってください)門のそばに、いつも座っていた男の人のことです。この人は足が悪くて、生まれてから一度も歩いたことが無いのです。働けないのでお金もなく、食べ物などを買うために、門のそばに坐って教会に来る人たちからお金を貰って生活していました。教会に入って礼拝したいと思っていても、入れません。あるとき、この男の人は、教会に入ろうとしていたペトロとヨハネを見て、お金を恵んで下さいと言いました。ペトロとヨハネはこの足の悪い男の人を見て、「私たちを見なさい」と言いました。「私たちにはお金はないけれど、持っているものをあげましょう。ナザレの人、イエス・キリストの名によって立ちあがり、歩きなさい」と言って、男の人の右手を持って立ち上がらせたのです。すると、その人はすっくと立ち上がり、歩きだしました。悪かった足が治ったのですね。その人は、躍り上がって喜び、どうしたでしょうか。この人は、ペトロとヨハネと一緒に踊る様な足取りで、神様を賛美しながら教会に入って行ったのです。私はここがすごいと思うのです。歩けるようになったら、すぐに家に帰るとか街に出るとかしないで、神様を賛美しながら真っ先に教会に入って行ったのです。

ペトロとヨハネはそばにいた人たちに話しました。「この足の悪かった男の人が立ち上がって歩けるようになったのは、イエス・キリストの名によるもの、つまり、イエス様のおかげなのです。そのイエス様を、あなた方は十字架につけて殺しましたね、でも神様は復活させた、よみがえらせました。ですから、このお方こそ、家を建てるときに「いらない」と言って捨てられた石が、家の土台を支える石になったようなものです。

この男の人が救われたのは、イエス様のおかげです。イエス様以外の人の誰によっても、皆さんは救われません。イエス・キリストという名前のほかには、救

い主という言葉は誰にも与えられていません。ですから、私たちを救えるのは、イエスさまだけなのです。」

今日は、私たちを救うことのできる方は、主イエス・キリストただお一人だけということを学びました。イエス様の教えを守り、毎日イエス様を賛美して過ごしましょう。

2月の御言葉

「イエスは重ねて言われた。『あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。』」

ヨハネ福音書20章21節。

2月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

2月 4日 (日)   エフェソ4:8-10      お話の担当…  並木せつ子

11日(日)  ペトロ(一)3:22              焦  凝

18日(日)  詩編98:1-9             並木せつ子

25日(日)  ヨハネ20:19-23           興津晴枝

 

  • 中高生の皆さんは、大人の礼拝にもご参加をおすすめいたします。礼拝時間は10時半~11時半です。親子連れの方も、どうぞいらしてください。

                                                                   

成宗教会学校からお知らせ

  • 真の神は、イエス・キリストの御生涯に表されました。イエス様を通して、私たちは、神の真実を知ることができます。
  • 教会の暦(レント)・・・2018年は2月14日(水)から受難節(レント)に入ります。イースターまでの40日の期間を、イエス様が人間の罪をあがなうために苦難を負われたことを思って、感謝と悔い改めに過ごします。今年のイースター(復活祭)は4月1日(日)です。この時にイエス様を救い主と告白し、洗礼を受けることを決心する人は、レントの間にその準備をいたします。
  • 礼拝でのお話は小学校高学年~中学生にもわかりやすく語られます。礼拝後の活動は幼少~小学生向きですが、何歳でも楽しく参加することができます。

2018年1月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。並木邦夫先生のお話(これは12月10日の礼拝で話されたものです。)

並木邦夫先生のお話

(これは12月10日の礼拝で話されたものです。)

聖書:マタイ福音書1章18-25節

「クリスマスプレゼント」

並木 邦夫

 今日はアドヴェント第2週となりました。アドヴェントの期間はクリスマス前の4週間で、クリスマスを迎える準備期間です。このクランツにもあるように1本ずつローソクを灯してゆき、4本目がともると丁度クリスマスの日になります。元々はラテン語のAdventusという

「来るべき」という言葉が語源のようですが、「重要な人や物が現れる」という意味があります。そこで、今日はその準備期間ということで、一緒にマタイの1章18節を学びましょう。

イエス様の生まれる時の様子が書いてあります。マリアとヨセフと結婚することになっていました。ところが、結婚する前に聖霊によってマリアは身ごもっている、子供を宿していることが判りました。聖霊というのは、神さまご自身の力や働きかけのことですから、まさに神さまのお子様ということになります。ヨセフは自分の子供ではないことが判っていたので、とても悩みました。その頃は、結婚前に他の人の子供ができたりすると石で打ち殺してしまうような事が行われていました。なんとかマリアを助けようと考えていました。マリアと縁を切ろうとも考えていました。すると、夢の中に天使が現れて「恐れずにマリアと結婚しなさい。聖霊によって宿った子を産んで、イエスと名づけなさい。この子は自分の民を罪から救うからです。」と言いました。ヨセフはずっと悩んでいましたが、この天使の言葉を聞いて、マリアと結婚し、この子供を自分の子として育てることに決めました。

ヨセフさんにとってはとても大きなプレゼントでした。それは、「恐れず妻マリアを迎え入れなさい。」という神さまの言葉を信じる心でした。夢から覚めると天使が命じたとおりマリアを迎え入れた、と書いてありますが、このことが起こってからずっと考え、悩んでいたので、この神さまの言葉を信じることができたのでした。また、同じようにマリアについてもイエス様の誕生が予告された時の話がルカによる福音書に書いてあります(1章26-38)。ここでは天使ガブリエルが現れて、マリアに「あなたは身ごもって、男の子を産むが、その子をイエスと名づけなさい。」と言われました。マリアは驚いて「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」と答えました。それでも天使の説明を聞くと「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身になりますように。」と言いました。 神さまの言葉をそのまま受け入れ、従いますと言ったのです。このように神さまはヨセフにもマリアにも信じる心をプレゼントして下さいました。

それでは、クリスマスに神さまはわたしたちに何をプレゼントして下さったでしょうか。それは神さまのひとり子、イエス様を世に送って下さったことです。神さまはどんな姿や格好をしているか皆さんは判りませんね。でも神さまはイエス様を人の形で誕生させて下さいました。そして私たち人間が経験すること、苦しんだり、そして死んでいくことを、身をもってお示しになり、わたしたちを最後まで愛して下さいました。人であり、神さまであるイエス様はインマニエル「神は我々と共におられる。」という名前をもっていますが、本当にその通りにわたしたちと共に生きて下さいました。そしてわたしたちの罪を背負って十字架に掛って下さいました。

ヨセフさんもマリアさんも神さまの言葉をそのまま受け入れ、イエス様の両親となることを決心しました。神さまから言葉を頂いても、それをそのまま受け入れられる心がないとがわたしたちには届きません。わたしたちも、神さまのプレゼント、言葉をそのまま受け入れられるようになりたいと思います。

1月の御言葉

ヨハネによる福音書20章29節「イエスはトマスに言われた。『わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。』」

1月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。

◎ お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

1月7日 (日)    ヨハネ20:24-29     お話の担当…  並木せつ子

14日(日)  ガラテヤ3:11-14            並木せつ子

21日(日)  フィリピ2:6-8           勝田令子

28日(日)  ヨブ19:25-27           興津晴枝

成宗教会学校からお知らせ・・・お祈りと報告

  • 新しい年2018年が始まりました!この年が皆さんにとって恵みの年となりますように。全地の造り主なる神様、私たちを世に生まれさせてくださった神様がご自身の目的を示してくださり、平和な世界を実現するために私たちを用いてくださいますように。
  • イエス様の知恵、神様の知恵を教会学校で学んでください!イエス・キリストを通して、今年も恵み深い神様を信頼する一年となりますように。
  • 12月24日(日)教会学校のクリスマス礼拝・・・精勤賞の表彰を受けたのは、伊藤航太君、松井初樹君、川畑舞佳さん、中村里桜さん、松井克樹君、川畑明日佳ちゃんです。おめでとうございます!
  • 12月24日(日)クリスマスイヴ礼拝・・・キャンドル点火の天使役を矢田部聡音さん(小5)と川畑舞佳さん(小3)が今年も務めました。また聖書朗読は中3の岡本秘露美さん、中2の関真奈香さん、中1の金井一史君、小5の矢田部聡音さん、小4の伊藤航太君が務めました。皆さん立派に大役を果たしました。