2017年7月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

山口智代子先生のお話

(これは4月30日にお話しいただいたものです。)

聖書:サムエル(上)1章10-28

「ハンナの祈り」

山口智代子

 私達は、祈りとは何かということについて、神様の御言葉を聴いてきました。今日のカテキズムの問いも祈りについてです。「私達が祈る時、神様が私達に求めておられることは何ですか。」答えは、「私達が神様に感謝し、神様だけが私達に最も良いものを与えて下さることを信じて熱心に求め、祈ることです」ということです。

今日の聖書のお話は、サムエルのお母さんのハンナがお祈りをしているところから始まります。サムエルが幼く、神殿で仕えていた頃、ある晩、主から呼びかけられました。「サムエル、サムエル」何度かそのことが続いた時、祭司のエリは、きっと主がこの子を呼んでいるに違いないと思い、次に呼びかけられたら、「主よ、お話し下さい。僕はきいております」と言いなさいと教えました。その後、サムエルは偉大な預言者として成長していきます。今日のお話は、サムエルが生まれる前のお話です。

ハンナには、エルカナという夫がいましたが、二人には子供がいませんでした。エルカナには、もう一人ぺニナという奧さんがいて、その奧さんとの間には、子供がいたのです。この当時は、一人の男の人が、何人かの女の人と結婚してもよかったのです。この時代、女の人が子供を産めないということは、神様から祝福を受けていないのと同じくらいのことだと考えられていました。女の人にとって、自分には価値がないと思うほどのすごく辛いことでした。ハンナにとって、子供を産めないということは、女の人として、一人の人間としての苦しみでした。ぺニナには子供がいるのに何故自分にはいないのだろうと、ハンナは思い悩みました。ぺニナのことを妬んだり、憎らしく思ったりもしたでしょう。しかし、神様へと向かう祈りに導かれました。

ハンナが主の御前であまりにも長く熱心に祈っていたので、エリはハンナがお酒に酔っているのだと勘違いしてしまうほどでした。ハンナの祈りは、自分の苦しみを神様に訴えかける祈りでした。神様は、その苦しみや嘆きを何でも知っておられます。けれどもその苦しみや嘆きを訴えることを神様は求めておられます。神様が、苦しみや嘆きを知っていて下さることを信じて、神様を信頼して、最も良い道を与えて下さると信じて、ハンナはお祈りしました。 ハンナは、苦しみを言っただけでなく、もし子供が授けられたら、その子の全てを神様に捧げますと言いました。

祈りは聴かれ、男の子を授かりました。そしてその子をサムエルと名づけました。サムエルとは、「その名は神」という意味です。神様にお約束した通りに、ハンナは、サムエルを神様に捧げ、サムエルは、祭司エリのもとで育ちましました。

神様は苦しみや悲しみを通して、私達に真剣に祈る事を教えられています。祈りは、神様と真剣に向き合う時です。神様も皆さんと真剣に向き合って下さいます。その神様の御心にお答えするのがお祈りです。神様の前に自分の心を開いて、包み隠さず何でも打ち明けて、何でも願い求めるのです。

神様は、ハンナが絶望と嘆き苦しみの中で、主を見上げて祈るということができるように苦しみをお与えになったのです。どんな苦しみも悲しみも全てを喜びと感謝へと変えて下さる方がおられるのは、幸せなことです。祈ることが、何よりも神様から与えられた祝福です。

どんなに苦しいことや辛いこと、悲しいことがあっても、お祈りすることができることを感謝したいと思います。

7月の教会学校礼拝(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

◎ 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。

◎ お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

7月2日(日) ルカ4:1-12      お話の担当… 並木せつ子

9日(日) コリント(一)10:23-31       並木邦夫

16日(日) コリント(二):19-20       焦  凝

23日(日) マルコ1:1-8          並木せつ子

30日(日) ルカ2:41-52          興津晴枝

教会・教会学校の行事

  • 6月4日(日)ペンテコステ(聖霊降臨日)・・・最初の教会がどのようにして生まれたかを学びました。
  • 6月11日(日)花の日(子どもの日・・・成宗教会学校では成田東三丁目の交番に日頃の感謝のしるしにお花を届けました。二人のお巡りさんが生徒の皆さんを歓迎してくださいました。
  • 8月27日(日)夏休み一日教会学校・・・午後3時~8時を予定しています。小学生が対象ですが、ヘルパーとして中学生の参加も歓迎します。詳しい案内は7月中に致します。

教会学校で学ぶこと

  • 真の神は、イエス・キリストの御生涯に表されました。イエス様を通して、私たちは、神の真実について学ぶことができます

教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方も参加できます。また、中学生以上の方には、10時半~11時半の一般の礼拝もお勧めしています。親子連れの方も、どうぞいらしてください。

7月の御言葉

「だから、あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を表すためにしなさい。」コリントの信徒への手紙一 10章31節

 

2017年6月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

斉藤 紀先生のお話

(これは2月12日にお話しいただいたものです。)

聖書:ヨハネの手紙一 3章11-16節

「殺してはならない」

斉藤 紀

今日の聖書箇所は、ヨハネの手紙です。ここには、私たちは互いに愛し合うべきである、そして弟を殺したカインのようになってはならない、とあります。

今日は、父なる神様によって与えられた十の戒め(守らなければならないこと)“十戒”の第六戒「殺してはならない」を学びます。

皆さんは動物と植物との違いを知っていますか? 動物は、他の生物の命を貰っていきており、植物は土から栄養をいただいて生きているのです。植物は動けません、でも生きてゆくために根から養分を吸い取って栄養にして大きくなります。動物や植物が死んで土に帰るとその成分が分解されて土の栄養になって蓄えられます。ですから、植物は命を殺すのではなく、土の栄養をもらっているのです(食虫植物などという例外はありますが)。

一方動物は、自分以外の動物や植物の命を貰って生きているのです。熊が鮭をとったり、鳥が虫を食べたりしますね。とんかつもホウレンソウのおひたしも、それらは元来生きていたものです。その命をいただいて人間や他の動物は生きていかなければならないのです。

そのように、他の命をいただいて生きている動物である人間ですが、生きるためですから、神様は許してくださっています。神様のおっしゃることは、人を殺してはいけないということです。イエス様も、「人を殺してはいけない、人を殺すものはさばきを受けなければならない」とおっしゃり、人に腹を立てても、バカ者といってもさばきを受けなければならないとおっしゃっています。また「目には目を歯には歯を」と言われているけれど、右の頬を打たれたら左の頬をも向けなさい、自分の敵を愛し、迫害するもののために祈りなさいとおっしゃっています。

殺してはいけないという戒めには、人を赦し、愛しなさいという神様のみ心が示されているのです。人の命は神様から与えられているのですから、大切にしなければならないのです。ここで、殺すという言葉が出てきましたが、これは「人の命を殺してはいけない」ともうひとつ、「人の心を殺してはいけない」という意味があると思います。ですから、この十戒の「殺してはならない」という戒めには、「へりくだる心を持ち、人を赦しなさい、愛し合いなさい」という神様からのメッセージが入っているのではないでしょうか。

6月の教会学校礼拝(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

◎ 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。

◎ お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

6月4日 (日)  ペンテコステ、

使徒言行録:2-1-13     お話の担当… 並木せつ子

11日(日)  ローマ12:1-2             斉藤 紀

18日(日)  詩編145:14-16            並木せつ子

25日(日)  マタイ6:14-15           興津晴枝

教会・教会学校の行事

  • 今年のペンテコステ(聖霊降臨日)の礼拝は6月4日(日)です。どんな記念日なのか、参加してまなびましょう!
  • 教会の暦(花の日)・・・6月第二日曜日(今年は6月11 日)は花の日(子どもの日)と呼ばれ、教会ではお花を持って病院や施設の問安をする伝統がありました。成宗教会学校では成田東三丁目の交番に日頃の感謝のしるしにお花を届けます。
  • 今年も夏休み一日教会学校を開きます。8月27日(日)午後3時からを予定しています。小学生が対象ですが、ヘルパーとして中学生の参加も歓迎します。去年はロウケツ染めに挑戦しました。今年の活動を考案中!皆さんお楽しみに。

教会学校で学ぶこと

  • 真の神は、イエス・キリストの御生涯に表されました。イエス様を通して、私たちは、神の真実について学ぶことができます
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方も参加できます。また、中学生以上の方には、10時半~11時半の一般の礼拝もお勧めしています。親子連れの方も、どうぞいらしてください。

礼拝でのお話は小学校高学年~中学生にもわかりやすく語られます。礼拝後の活動は幼少~小学生向きですが、何歳でも楽しく参加することができます。

6月の御言葉

「すると、一同は聖霊に満たされ、‟霊”が語らせるままに他の国々の言葉で話し出した。」使徒言行録2章4節

2017年5月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

興津晴枝先生のお話

聖書:フイリピの信徒への手紙 4:2~7

「祈りましょう」

興津晴枝

 今朝の学びは「お祈りについて」です。

皆さんは今日も礼拝で、ピアノの前奏を聴きながら黙祷(目を閉じて心の中で)し、賛美歌を歌い、みんなで声を合わせて「主の祈り」を祈りましたね。聖書のみ言葉を学び献金感謝のお祈りもあります。後奏を聴きながら黙とうして教会学校の礼拝はおわります。教会ってたくさんお祈りするところなんだね?って初めて来た人は思うかもしれません。「お祈りするって」どういうことなのでしょうか?「神様とお話しすること」それがお祈りなのです。だから大人の礼拝はもちろんのこと、私たち子供の礼拝でもたくさんのお祈りをします。感謝の祈り、お願い事 他の人たちのための祈りなど。神様とお話しするのです。何をするのにもお祈りで始め、お祈りで終わります。教会ってそういうところです。みなさん一人一人はどんなお祈りをしているのかしら?神様ってお姿を見たことないし、お声を聴いたこともありません。それなのにどうやって私たちは神様とお話(お祈り)できるのでしょうか?どうして私たちのお祈りを聴いていて下さるってわかるのでしょう、不思議だと思いませんか。

じつは神様とお話し出来るのは「イエスさま」のおかげなのです。思い出して下さい。お祈りの最後の言葉を。私たちは必ず「イエスさまのお名前によって」と祈っています。これは祈るときとても大切な言葉なのです。私たちは先週イエスさまのご復活を祝うイースターの礼拝をささげましたね。私たちの罪の身代わりとなって十字架上で死なれ3日目によみがえられたイエスさまを信じる信仰によって私たちの罪はゆるされました。イエスさまが神様と私たちの間をつないで下さっているのです。私たちのすべてを知りとりなして下さっているイエスさまなしでは神様とのお話しはできないのです。上手にお祈りできなくても少しまちがったお祈りをしたとしても「イエスさまのお名前によって」と祈る時神様に喜んで頂けるのです。お祈りの最後にアーメンというのは「そのとうりです」という意味があります。一人で祈る時、またみんなで声を合わせてアーメンといえる「祈りの仲間」をもっているのも神様からの大きな恵みです。

今日の聖書のみ言葉は、パウロさんがフイリピの教会の信者さんたちに牢屋の中から書き送った手紙です。パウロさんは、一人でも多くの人たちにイエスさまのことを知って欲しいと話していたところをパウロさんを妬んでいた人たちによって牢屋に入れられてしまっていたのです。殺されてしまうかもしれない絶望的な状況の中での手紙でした。フィリピの信徒への手紙4章4節。「主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。どんなことでも思い煩うのはやめなさい。何ごとにつけて感謝を込めて祈りと願いをささげ、神にうちあけなさい。」パウロさんは本当に信仰のあつい人だったのですね。

またマタイ6;5~8には「あなたがたの父は願う前から私たちに必要なものをご存じでいて下さる方」という御言葉があります。それなら、もうわざわざ祈る必要はないのでは?そんな疑問が湧いたかも知れませんね。でもたとえ私たちが神様を忘れたり、自分勝手に生きているときにも、イエスさまはひと時も私たちのことを忘れることなく、神様にとりなしてくださっているのです。それほどの大きな愛だからこそ、祈らずにいられないし感謝せずにはいられないのではないでしょうか。お祈り(特に人前での)が苦手だったり、心に思っていても言葉が出てこない、そんな時はイエスさまが教えて下さった「主の祈り」で祈りましょう。お願い事ばかり多く、不平や不満だらけの私たちですが、感謝の気持ちを忘れずに「イエスさまのお名前によって」とお祈りしましょう。

5月の教会学校礼拝 (毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

◎ 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。

◎ お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

5月7日 (日)   詩編119:145-146       お話の担当… 並木せつ子

14日(日)  マタイ18:1-5             勝田令子

21日(日)   使徒言行録3:1-10          並木せつ子

28日(日)   ローマ8:21-25           興津晴枝

 

教会・教会学校からお知らせ・お祈り・報告

  • 5月14日(日)は母の日、活動の時間はプレゼントのカードを作ります。
  • 今年のペンテコステ(聖霊降臨日)の礼拝は6月4日(日)です。どんな記念日なのかお話を聞いて下さい。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方も参加できます。また、中学生以上の方には、10時半~11時半の一般の礼拝もお勧めしています。親子連れの方も、どうぞいらしてください。
  • 真の神は、イエス・キリストの御生涯に表されました。イエス様を通して、私たちは、神の真実を知ることができます。
  • 礼拝でのお話は小学校高学年~中学生にもわかりやすく語られます。礼拝後の活動は幼少~小学生向きですが、何歳でも楽しく参加することができます。

5月の御言葉

詩編119篇145節「心を尽くして求めます。主よ、わたしに答えてください。わたしはあなたの掟を守ります。」

2017年4月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

並木せつ子先生のお話

聖書:マタイ7章7節-11節

「求めなさい!とイエスさまはおっしゃいます」

4月はワクワクする季節ですね。桜が咲いて、ピカピカの一年生も、もっと上の学年のあなたも、もっと小さい子だって、ドキドキする新しい時です。新しい場所で、新しい先生、新しい友だち、新しい勉強がいっぱいです。ドキドキするのは、心配もあるからでしょう。うまくできるかな、ドキドキ。そういう時には一人で心配しないで、とイエスさまはおっしゃっているのですよ。「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる」とは、イエスさまのことばです。

だれですか?「どうせ、僕なんかに、わたしなんかに、できないよ」といじけている人は。「門をたたいたって、どうせだれもあけてくれないよ」と諦めている人は。おやおや、そうかと思えば、あちらの方では威張っている子がいますね。自信満々、「わたしなんか、だれにも求めなくたって、ちゃんと自分で何でもできるんだから」と思っているのはだれですか。でも、まっすぐに神さまを見上げて、神さまは見えない方ですが、まっすぐに信じることができたら、あなたは大変幸せですよ、とイエスさまは教えてくださっています。

「神さまは天のお父さまです」とイエスさまは言われす。イエスさまがこのお言葉を聞かせてくださったのは、実は皆さんのような子供たちではなく、大人の人たちでした。その人たちには子供がいたのです。だから、その人たちは子供を育てるのに一生懸命だったでしょう。「子供にお腹いっぱい食べさせてあげたい」とか、「欲しがっているものを手に入れてあげたい」とか、病気の子がいたら、「早く治してあげたい。どうしたらよいだろう」と一生懸命考えていたことでしょう。

「あなたがた親がそう考えているのだから、まして神さまはあなたがたを世に生まれさせてくださって、本当に幸せになるように、いつも考えてくださっていますよ」とイエスさまは教えてくださいました。ところで、皆さんは自分が本当にほしいものが何だか分かっていますか。「絶対これ!」と思っていても後で違うと気が付くこともありますね。でもその時は「これだ!」と思っています。皆さんのお父さん、お母さんも一生懸命皆さんのために考えて、本当に良いものをあげたいな、と思うでしょう。それは、皆さんが欲しいと思うものとちがっているかもしれません。それで、親子げんかになったりすることもあるでしょうね。

本当に良いものを求めることが、最初から分かっている人はいないと思います。だれもがみんな、ちがうものを求めて、間違ったと気が付くことがあるでしょう。でも、心配することはないのです。イエスさまはおっしゃいました。天の父である神さまは、あなたがたにとって本当に良いものが何であるか、ご存じだからです。あなたも知らない良いものを。あなたを大事にしてくれるお父さん、お母さんでも知らない良いものを、神さまはご存じなのです。だから心配しないで求めましょう。「どうせ見つからないさ」と言わないで、探しましょう。「だれもあけてくれないかも…」とあきらめないで扉をたたきましょう。

イエスさまは皆さんに「神さまに求めなさい」と勧めてくださいます。神さまに求めることは、神様に祈ることです。教会学校に来て、お祈りできる人になってくださいね。

4月の教会学校礼拝 (毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

◎ 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。

◎ お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

4月2日(日)  マタイ7:7-11   お話の担当…並木せつ子

  9日(日)  マタイ27:11-26        萩原総子

  16日(日) ヨハネ20:11-18        並木せつ子

  23日(日) フィリピ4:2-7         興津晴枝

  30日(日)  サムエル(上)1:10-28       山口智代子

教会・教会学校からお知らせ・お祈り・報告

  • 教会の暦(4月16日はイースター)・・・イエス様は人間の罪の身代わりとなって十字架に掛かられましたが、予告しておられたように三日目によみがえって弟子たちの間に現れて、ご自分が生きておられることを告げ知らせられたのです。神の子、イエス様はわたしたちの罪から救うためにこのような苦難を受けてくださいました。この溢れる愛に感謝しましょう!この時から弟子たちはイエス様の復活された日曜日に集まって礼拝を守るようになりました。それが全世界のイエス様の教会の始まりです。イースターは毎年、春分の日の後の満月を過ぎた最初の日曜日にお祝いすることが全世界で決まっています。
  • 教会学校のイースター礼拝では、今年もイエス様の復活の紙芝居をいたします。その後、卵探し(エッグハンティングと言います)の楽しいゲームがあります。
  • 教会学校は、幼児(初めは保護者とご一緒に)から高校生、大人の方も参加できます。また、中学生以上の方には、10時半~11時半の一般の礼拝もお勧めしています。親子連れの方も、どうぞいらしてください。
  • 真の神は、イエス・キリストの御生涯に表されました。イエス様を通して、私たちは、神の真実を知ることができます。
  • 礼拝でのお話は小学校高学年~中学生にもわかりやすく語られます。礼拝後の活動は幼少~小学生向きですが、何歳でも楽しく参加することができます。

4月の御言葉

マタイ7章7節「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」

2017年3月号

日本キリスト教団成宗教会

牧師・校長  並木せつ子

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

勝田令子先生のお話(これは1月15日の礼拝で話されたものです。)

聖書:エフェソの信徒への手紙5章1-15節

「ただ一人の神様を信じる」

勝田令子

先ほどお読みいただいた聖書は、エフェソ教会のキリストを信じる人たちに、パウロという人が送った手紙の一部です。その中で、パウロは「あなた方は、神に愛されている子供なのですから、神にならう者となりなさい」と言っています。イエス様が私たちを愛して、私たちの罪を背負って十字架についてくださいました。そのことで、私たちは神様の子供にしていただきました。神様の子供である私たちにとって一番大切なことは何でしょう?それは、礼拝で神様の言葉を聞くことです。そして、「神にならって生きて行きなさい」と勧められています。

3節からは、「あなた方の間では、聖なるものにふさわしく、みだらなことや汚れたこと、あるいは貪欲なことを口にしてはいけません」と書かれています。下品なことを言ったり、あれこれ欲しがったりしないで、4節には「それよりも感謝を表しなさい」と書かれています。5節。「すべてみだらな者、また貪欲な者、つまり、偶像礼拝者は、キリストと神との国を受け継ぐことはできません。このことをよくわきまえなさい」と書かれています。

偶像礼拝者とありますが、偶像って何でしょう?昔、イスラエルの人々はエジプトの国の奴隷でした。奴隷というのは、同じ人間なのにお金で買われて、主人の言うことは何でも聞かなくてはいけません。神様は、この苦しんでいたイスラエルの人々をエジプトから救ってくださいました。そのことは、旧約聖書の出エジプト記というところに詳しく書かれています。そして神様はイスラエルの人々に、もう二度と奴隷になることは無いので、このように生きなさいと「十戒」を示されました。十戒の最初の言葉は、「あなたがたには、私をおいてほかに神があってはならない」です。そして第二が、「あなた方はいかなる像も造ってはならない」です。像とは何でしょう?像というのは「形」ということです。

ある時、イスラエルの人々が荒れ野を旅していました。その時、人々を導いたモーセが神様に呼ばれて山に登って行きました。ところが、いつまで待っても戻って来ません。不安になった人々は、自分たちで神様を造ることになり、金で子牛を造りました。その子牛を拝み始めたことを知った神様は、大変怒りました。神様は形ではないのです。教会には、神様を形にした像などどこにもありませんね。金や石で神様を造って拝んではいけないのです。人が造った金の子牛と、本当の神様の違いは何だと思いますか。金の子牛は動けません。でも、神様は私たちの先を進んで導いてくださいます。また、金の子牛は話せません。でも、神様

は私たちに話しかけてくださいます。それが礼拝の説教です。だから、毎週の礼拝で、神様の話しかけてくださっていることに、耳を傾けることが大切です。神様は言っておられます。「あなたには、私をおいてほかに神があってはならない。あなたは、いかなる像も造ってはならない。」私たちは、形で造られた物ではなく、ただ一人の神様を信じて生きて行くようにしましょうね。

<3月の教会学校礼拝> (毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

◎ 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。

◎ お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

3月5日 (日)   ペトロ(一)3:8-14 お話の担当… 並木せつ子

12日(日)  ルカ12:13-21              並木せつ子

19日(日)  エフェソ4:17-24            並木邦夫

26日(日)  申命記6:1-5             興津晴枝

中高生の皆さんは、大人の礼拝にもご参加をおすすめいたします。礼拝時間は10時半~11時半です。親子連れの方も、どうぞいらしてください。

教会・教会学校からお知らせ・お祈り・報告

真の神は、イエス・キリストの御生涯に表されました。イエス様を通して、私たちは、神の真実を知ることができます。

教会の暦(レント)・・・2017年は3月1日(水)から受難節(レント)に入ります。イースターまでの40日の期間を、イエス様が人間の罪をあがなうために苦難を負われたことを思って、感謝と悔い改めに過ごします。今年のイースター(復活祭)は4月16日(日)です。この時に洗礼を受けて、イエス様と結ばれ神の子とされたい人は、レントの間にその準備をいたします。

礼拝でのお話は小学校高学年~中学生にもわかりやすく語られます。礼拝後の活動は幼少~小学生向きですが、何歳でも楽しく参加することができます。

中高生の皆さんは、大人の礼拝にもご参加をおすすめいたします。礼拝時間は10時半~11時半です。親子連れの方も、どうぞいらしてください。

発行: 日本基督教団成宗教会・教会学校、牧師・校長 並木せつ子

所在地:〒166-0015 杉並区成田東3-16-2  Tel/Fax:03-3311-6777

ホームページ: https://www.narimunechurch.org/

3月の御言葉

「終わりに、皆心を一つに、同情し合い、兄弟を愛し、憐れみ深く、謙虚になりなさい。」ペトロⅠ、3章8節