2019年3月号

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ2章3節

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。


焦 凝先生のお話

聖書:ヨハネによる福音書

「聖霊を信じることとは」

焦  凝

今日はカテキズムの問い23、「聖霊を信じることとは」という問題について、一緒に勉強しましょう。

まず、聖霊とは何かについて一緒に考えてみましょう。霊というと、絵本や小説によく登場する「幽霊」が思い出せます。怖いイメージです。また、ゲームや中世の映画によく登場する精力の「精」を前に着く「精霊」もあります。ゲームや映画の中では、こちらの「精霊」は明るく光るけど、いったいどんな顔をしているかもわからず、宙に浮いていて、動きも不安定です。世の中では、霊を表現する時、このような表現を使っています。怖いこととか、形がわからないとか、動きが不安定なものですっと。これはつまり、この表現を使う人は、霊についてよくわからないからです。自分自身が見たこともないし、周りから見たことのある人もいないからなのです。

キリスト教では、「聖霊」は神様が働く力というふうに解説されています。カトリック教会では、もっとわかりやすい表現があります。「天使」といいます。天は神様を指していますので、天使はつまり神様に遣わされたものということです。

私たちクリスチャンは、天地創造の神様を信じています。また神様の大祭司、私たちを死から救ったキリストを信じています。そして、神様とキリストイエス様と同様に聖霊の力も信じています。聖霊の力が私たちに働いていたから、神様のことやイエス様を信じるようになりました。初めて教会に足を運んだことや、教会にて神様との出会いも、すべて聖霊の働きなしにはできないことと信じています。

私たちは色々な願い事を神様にお願いしています。できるときとできないときがあります。できるときは、私たちは喜びます。聖霊の働きは如何にもわかりやすいです。しかし、できないはどうでしょう。できないときでも、聖霊の働きがあります。その時は、私たちの願いは神様の御心にかなわなかったからです。神様が私達の主です。私たちは神様の主ではありません。私たちは神様を自分の好きなように動かすことはできません。それはやってはいけ ないことです。

ということで、聖霊の働きは常に我々と共にいるということです。今日の聖書箇所では、イエス様がこのように明白に宣言していました。イエス様がこの話をするときは、逮捕される直前でした。その後、皆さんが知っているようにイエス様が十字架にかけられ、尊い命の代価を払っていました。イエス様と共にいる弟子たちはしばらく絶望に陥ることになります。

しかしその絶望の時でも、イエス様がいないときに弟子たちを守ってくれるのは、イエス様がここでいう聖霊だということです。

聖書のほかのところでも、聖霊や天使について、語られる箇所は多いです。神様のご計画を実現するために、聖霊は重要な働きを成し遂げました。今日勉強する箇所から、実は私たちが信じる聖霊は、つねに私たちと共にいることがわかります。イエス様を通して、神様からいただくこと大きな恵みに感謝しましょう!

3月の御言葉

「今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」

ルカ19章9-10節

3月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

  • 神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。
  • お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。
    3月3日(日) マタイ26:13~20 お話の担当… 並木せつ子
    10日(日) 使徒言行録20:32~35 勝田令子
    17日(日) ルカ19:1~10 焦  凝
    24日(日) コリント(一)15:42~49 興津晴枝
    31日(日) ヨハネ17:1~3 並木せつ子

     

成宗教会学校からお知らせ・・・お祈り

  • 3月は卒業や進級の季節ですね。思い出の小学校や中学とお別れして、新しい学校へ進まれる皆さん、おめでとうございます!イエスさまを通して、神さまは私たちに祝福を送ってくださいました。教会学校で学んだことを心にしっかりと受け、希望にあふれて、新しい学校に、新しい学年に進んでください。私たちは教会で祈り、これからも皆さんをお待ちしています。教会で学ぶ神さまからの教えが、一生の宝となりますように。
  • 四月から成宗教会は、並木せつ子牧師に代わって、新しい牧師先生をお迎えします。
    藤野雄大先生、藤野美樹先生です。聖霊の神さまが共にいらして、皆さんにイエスさまの福音を力強く、優しく、美しく伝えてくださいますように!

  • 真の神さまは、イエス・キリストの御生涯に表されました。イエス様を通して、私たちは、神さまの真実を知ることができます。
  • 礼拝でのお話は小学校高学年~中学生にもわかりやすく語られます。礼拝後の活動は幼少~小学生向きですが、何歳でも楽しく参加することができます。中高生の皆さんは、大人の礼拝にもご参加をおすすめいたします。礼拝時間は10時半~11時半です。親子連れの方も、どうぞいらしてください。