2019年10月号

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ2章3節

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。


勝田令子先生のお話

(6月19日の礼拝で話されたものです。)

聖書:使徒言行録2:1-13

 今日は何の日か、皆さんはご存知ですか?そう、花の日ですね。神様は、この世に沢山の植物をお与え下さいました。四季折々、いろいろな花が咲きますね。私も花が好きで、花を見ていると、疲れた時も心が休まり、こんな花をお与え下さった神様に、心から感謝いたします。

もう一つ、今日はペンテコステです。ペンテコステって、何のことなのでしょう?先程お読みいただいた聖書、使徒言行録二章一節には、「五旬祭の日が来て」とあります。五旬祭というのは、ユダヤの三大祝祭日の一つです。普段はエルサレムに来ることの出来ないユダヤ地方以外に住むユダヤ人も、この日にはエルサレムにやって来ます。ユダヤ人だけでなく、いろいろな国の人が沢山集まる日がこの五旬祭でした。五旬祭は、過越祭から数えて50日目に当たります。そこで、ギリシャ語で50番目を意味するペンテコステと呼ばれるようになりました。この五旬祭の日に、イエス様を信じる人達は一つ所に集まっていました。イースターの日に復活されたイエス様は、地上での40日間の生活を終えられ天に上られました。残された弟子達はどんな感じだったのでしょう?よみがえって下さったイエス様が、天に上られてしまってこれから自分達はどうしたら良いのだろうと不安になり、みんなで一ヶ所に集まり、祈り続けていたのでしょう。

すると、使徒言行録二章二節「突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。」とあります。ちょっと想像してみてください。凄い風が吹いてきて、その風が響き、炎のような舌がお弟子さん一人一人の上にとどまったのです。すごい光景ですね。四節「すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、他の国の言葉で話し出した。」とあります。聖霊である神様が、集まっていた一人一人の上に降ります。舌というのは聖霊です。この出来事は、イエス様によって予告されていました。炎のような聖霊が一人一人の上に降りると、不思議なことに、そこにいた人々は、それぞれ違う言葉で話し出したのです。それまで聞いたことのない言葉でイエス様の弟子達が話し出したので、周りの人々は驚きました。七節には、「話しをしているこの人達は、皆ガリラヤ人ではないか」と言っています。勉強もしていないガリラヤの人々が、突然外国の言葉をすらすらと話し出したので、周りにいた人達は驚いてしまいました。神様はこのことによって、世界中の人々に、イエス様が救い主であることが広まるようになされたのです。その後、弟子達によって、多くの国々にイエス様の教えが伝えられ、世界中に教会が建てられ、現在23億人もの人々が、イエス様を救い主として信じています。ペンテコステというのは、イースター、クリスマスと共にこの世に初めて教会が建てられた大切な日です。神様は、今も、私達に聖霊を送って下さり、私達を守り、導いてくださっています。神様の守りを感謝し、イエス様の救いを信じて、これからも、教会に来ましょうね。

10月の御言葉

「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」

マタイによる福音書6:33

10月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

★ お話の聖書箇所と担当の先生

聖書 お話
10月 6日(日) 出エジプト記3:14~15 藤野美樹 先生
   13日(日) マタイによる福音書6:33 藤野雄大 先生
   20日(日) イザ書55:8~13 斉藤紀 先生
   27日(日) 列王記(上)17:8~16 興津晴枝 先生

成宗教会学校からのお知らせ

  • 11月24日(日)より、毎月原則第4週の日曜日に、「大人と子どもの合同礼拝」を守ることになりました。
  • 時間は大人の礼拝の時間、10時半からです。第四週日曜日には、いつものような教会学校の礼拝はありませんので、ご注意ください。
  • 子どもだけでなく、ご家族もご一緒に、ぜひ合同礼拝にご参加ください。お待ちしています!

2019年9月号

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ2章3節

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。

焦凝先生のお話

(7月21日の礼拝で話されたものです。)

聖書:ルカによる福音書12:13-21

 今までは十戒を教会学校で皆さんと勉強してきました。今日は最後の箇所、第十戒を勉強します。
十戒は人間のために神様からモーセに授かった戒めです。しかし、私たち罪のある人間にとっては、これらの戒めを守ることが難しいことです。でも、神さまは私達が恵みの内に生きてほしいから、その故に神さまは私たちに神様の戒めを守ってほしいということです。
しかし、この最後の戒めでも私たちにとっては、どれだけ難しいことなのか、焦先生もよくわかります。「他人の物や財産を欲しがってはいけない。」。ここでいう財産は、低学年の子どもにとっては、あまり持っていないから関係がないと思うかもしれませんが、私たちの持っているおもちゃについて考えるとわかるかもしれません。
焦先生がまだ1、2年生のころトランスフォーマ―という遊びが大流行していました。アニメと共に、トランスフォーマーのおもちゃがBANDAIという日本のメーカーで作られました。しかし、当時は日本で製造したものが中国に輸入されると値段が高くなります。誕生日のプレゼントはいつもトランスフォーマーで、学校のテストでいい成績が取れたら、ご褒美ももちろんトランスフォーマーでした。どれも模倣品つまり偽物でした。一人の友達のお父さんがアメリカから出張帰りで、友達に当時最も人気のあるコンボというキャラクターのおもちゃを買ってきました。その友達は家に来る友達に触って欲しくなくて、箱入れの状態で高いタンスの上に置いていたことをはっきり記憶しています。その時の焦先生はきっととっても欲しがったでしょう。

皆さんもこの気持ちはあったでしょうか。実はいっぱい持っているけど、むしろいっぱい持っていたけど、どうしても他のだれかが持っているものがいい、その人が持ったものが欲しい。この気持ちは貪欲といいます。十戒の最後で皆さんに警告するものはつまり貪欲についてです。

皆さんが、学年が上がって来ることによって、小遣いも親から配られます。小遣いをたくさんもらっているお友達が羨ましいでしょうか。もらっているけど足りないと思ったときから、今日の聖書で出てくる遺産を分けるとおおきなくらを作ってすぐ死んだお金持ちと変わらないことになります。つまり貪欲のひとです。

小遣いに関して、定額のおうちか、家事手伝い分で支給するおうちがあるででしょうか?みなさんは小遣いを自分のもの、あるいは親のものと思っているでしょうか?小遣いは私達の金銭感覚を養うためのものと考えている親が多いと思います。しかし、私達がてっきり自分のものだと思ってしまうことが多いのではないでしょうか。

この世の中の財産は神さまが私達に与えたものですが、私達は私たちの財産は自分の能力や努力で出来たものと思ってしまうことが多いのではないでしょうか。一番大事にしないといけないことは、神さまから私達が豊かにいただいていることを認めること、恵みの大切さを意識することです。つまり神さまのご存在と私たちに多く与えてくださることを認めることです。
ここにいる皆さんはいずれ大人になると思います。その時にお給料をもらう優秀なサラリーマンになるかもしれません。また経営者になってお金持ちになるかもしれません。そうなったときに、今日の説教の貪欲についての教えを忘れないでほしいです。私たちがもっているお給料、資産や不動産はどんなに少なくても多くても、神さまからいただいていることを忘れないでほしいです。
私たちの人生は色々あると思います。多くもらう時もあり、貧しいときもあります。どんな時でも貪欲に陥らずに、神さまから恵みをもらっていることを忘れずに感謝することが今日の教えです。

9月の御言葉

「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものを御存じなのだ。」

マタイによる福音書6章8節

9月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

★ お話の聖書箇所と担当の先生

聖書 お話
9月 1日(日) 詩編116:12~19 藤野美樹 先生
   8日(日) サムエル記上 3:1~18 山口智代子 先生
  15日(日) サムエル記上1:10~28 藤野雄大 先生
  22日(日) マタイ6:5~13 興津晴枝 先生
  29日(日) イザヤ書63:16 藤野美樹 先生

成宗教会学校からお知らせ

みなさん、夏休みは楽しく過ごせましたか。教会学校の礼拝も9月からまた始まっています。礼拝時間は9時15分からです。小さいお子様から高校生まで、ぜひいらしてください。

2019年7月号

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ2章3節

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。


山口智代子先生のお話

(4月14日の礼拝で話されたものです。)

聖書:マタイによる福音書27:45~61

今日のお話は、十字架にかけられて、苦しまれて、死なれるイエス様の姿が描かれています。悲しくて辛い場面です。

イエス様は、捕らえられて、大祭司の屋敷の中庭へ連れていかれます。弟子は皆逃げてしまいました。ペトロだけが、大祭司の家の中庭で遠くからイエス様が裁判にかけられている様子を見ていました。すると、その屋敷の女中が、ペトロに近づいてきて「あなたもガリラヤのイエスと一緒にいた」と言いました。ペトロは、「何を言っているのかわからない」と言いました。また別の女中が「この人はナザレのイエスと一緒にいました」と言いました。そこでペトロは再び「そんな人は知らない」と否定しました。そこにいた人々が近寄って来て「おまえもあの連中の仲間だ」と言いました。それに対してまた「そんな人は知らない」と言いました。

イエス様の仲間だと言うと自分も捕らえられて殺されてしまうかもしれません。ペトロも私たちと同じように弱い人間でした。

イエス様はその何時間か前にペトロに「鶏が鳴く前にあなたは三度わたしを知らないと言うだろう」とおっしゃっていました。イエス様はペトロがこうなってしまうことをご存知だったのです。それでもイエス様はペトロを愛しておられたのです。

イエス様は死刑を宣告されて、ゴルゴダの丘という所で十字架にかけられています。金曜日の午後のことでした。イエス様は何も悪いことはしていないのに十字架の刑になってしまいました。お昼の時間なのに真っ暗でした。十字架に磔はりつけになっているのですから、とっても痛いし苦しいです。あと何時間も苦しんで死ぬまで磔はりつけになっていなければいけません。昼の12時に、あたりは暗くなりました。それが3時まで続きました。3時頃イエス様は大声で叫ばれました。「わが神よ、わが神よ、なぜわたしをお見捨てになったのですか」

イエス様は神様の御子なのにこの言葉は、イエス様にふさわしくないと思ってしまうと思うのですが、イエス様はお祈りをされているのです。私たちは、本当に辛い時や苦しい時は、お祈りができなくなることがあります。仲のいいお友達が急に亡くなってしまったことがありましたが、そのような時はお祈りすることが出来ませんでした。「神様、どうしてですか?」と思ったりしました。

イエス様は、身近にいた弟子達に裏切られ、見捨てられました。人に裏切られ見捨てられるのはつらいことですが、神様が支えて下さるという希望があるから立ち上がれます。でも、神様に見捨てられたら、誰も立ち上がることはできません。

イエス様は、神様に見捨てられるほど苦しい時に、神様を呼ばれて祈られたのです。絶望のの中にあっても、神様に信頼をおき、神様に従われたのです。イエス様は私たちの罪のために十字架におかかりになりました。私たちが見捨てられる代わりにイエス様が見捨てられました。本当は私たちが神様から見捨てられるはずだったのが、イエス様が私たちに代わって下さったのです。

何の罪もないイエス様が、私たちのために神様に見捨てられる。このことで、イエス様が神様の御子であることが明らかになりました。この十字架の死によって、人間の罪を赦して下さったからです。神の御子のイエス様が、私たちを救うために、私たちに代わって、神に見捨てられ、神様の裁きを受けて下さったので、私たちは罪赦されて救われました。聖書の箇所に「しかし、イエスは再び大声で叫び、息を引き取られた。そのとき、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け、地震がおこり、岩が裂け、墓が開いて、眠りについていた多くの聖なる者たちの体が生き返った」 とあります。

この一部始終を見ておいた百人隊長たちは、「本当に、この人は神の子だった」といいました。私たちも「この方は本当に神の子です」と告白する礼拝を毎週日曜日にお捧げしていきます。皆さんも頑張って、出来るだけ礼拝に出席して下さい。

7月の御言葉

「わたしは主に望みをおき、わたしの魂は望みをおき、御言葉を待ち望みます。」

詩編130篇5節

7月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

★ お話の聖書箇所と担当の先生

聖書 お話
7月7日(日) 出エジプト記16:13~21 藤野美樹先生
  14日(日) マタイによる福音書15:10~20 藤野雄大先生
  21日(日) ルカによる福音書12:13~21 焦凝先生
  28日(日) 詩編130:1~8 興津晴枝先生

成宗教会学校からお知らせ

  • 8月18日(日)は「夏休み一日教会学校」です。大人と子供の合同礼拝をしたあと、バーべキューやスイカわり、ゲームなど楽しいプログラムを計画しています。ぜひお友達を誘って、ご参加ください!

時間 10:30~16:00  場所 成宗教会  参加費 500円

  • 礼拝でのお話は小学校高学年~中学生にもわかりやすく語られます。礼拝後の活動は幼少~小学生向きですが、何歳でも楽しく参加することができます。中高生の皆さんは、大人の礼拝にもご参加をおすすめいたします。礼拝時間は10時半~11時半です。親子連れの方も、どうぞいらしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年6月号

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ2章3節

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。


斉藤紀先生のお話

(5月19日の礼拝で話されたものです。)

聖書:申命記4章15-19節

旧約聖書に、出エジプト記という項目があります。昔昔、エジプトで奴隷になって働かされていたイスラエルの人たちを、モーセが率いてカナンの地まで連れてゆく物語です。苦労してエジプトを脱出、そしてシナイ山で、モーセは神様との約束を石に刻みました。これが有名な十戒です。モーセがシナイ山にこもり、パンも水も口にしないでひたすら神様と会話をして、石に刻んだと言われています。全部で10項目あります。第1番めが「あなたは私のほかに何者をも神としてはならない」 2番めが「あなたは自分のために刻んだ像を作ってはならない(神様でないものをつくって拝んではならない)」です。今日の勉強の箇所は、この十戒の2番目、偶像を作ってはならないというところです。自分のために、どんな形の像も作って拝んではならないと、今日の聖書箇所にあります。神様は目に見えない方です。神様の形を作って、拝むというのは、いけないことなんです。なぜかというと、神様の形を木とか、石膏とか、そうだ、高価な高いもので作ればお金がたくさんかかったのだから心がこもるかなと思って、金で作ってもいけません。木は燃やせば灰になります。灰の中には神様はいらっしゃいません。石膏も同じです。壊せば白い粉になってそれだけです。白い粉の中には神様は存在しません。金もそうです。溶かしても、金です。金は1000℃ちょっとくらいで溶けますけれど、融けて塊になっても神様は現れません。どうしてでしょうか。金の中に神様はいらっしゃらないからです。要するに、木にしろ、石膏にしろ、金にしろ、それは神様ではないのです。

神様ではないものを神様として拝むことは、いけないことなのです。イスラエルの人たちは、神様によって自由を与えられ、奴隷から解放されました。でも、それには守られなければならないことがあったのです。それが十戒です。モーセがシナイ山に登って、神様と対話をしているときに、なかなか下りてこないので、ふもとで待っていた人たちは不安になって、金で子牛を作って拝んだりしましたがこれを知った神様はたいそうお怒りになりました。人間は大変弱いものですから、神様が目に見えないので不安になって、金の偶像を

作ってしまったのかも知れません。でも、まことの神様は天にいらっしゃいます。天にあって、私たちを愛し、恵みを下さり、そして正しい方向に導いて下さっているのです。このことを忘れないでください。

私はこの十戒が刻まれた石を見たいと思っているのですが、まだ発見されていません。十戒の石版は石ですから、どこかで土に埋もれているのではないかと思っています。モーセの時代は、はっきりとは分からないのですが、紀元前12-3世紀ではないかと言われています。

この石版は、契約の箱という箱に収められ、エルサレムの神殿に安置されていた時代もあったのですが、よその国の王様が攻め入ってきて、神殿を壊したころから、行方が分からなくなりました。コピー機のような便利なものが無い時代ですから、私はきっとこの石版の複

製品が何枚かあるのではないかと思っています。そのうちきっと土の中から掘り出される日が来ると期待しています。なぜかというと、この石版よりもっともっと古いものが、近代になって土の中から出てきているのです。ですから、モーセの十戒の石版もそのうちに発見されるかもしれませんね。

6月の御言葉

「愛する人たち、自分で復しゅうせず、神の怒りに任せなさい。「『復しゅうはわたしのすること、わたしが報復する』と主は言われる」と書いてあります。」

ローマの信徒への手紙12:19

6月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

◎ お話の聖書箇所と担当の先生

聖書 お話
6月2日(日) マタイ12:1-8 藤野美樹先生
  9日(日) 使徒言行録2:1-13 勝田令子先生
  16日(日) 箴言23:22-25 藤野雄大先生
  23日(日) ローマの信徒への手紙12:19-21 興津晴枝先生
  30日(日) 創世記2:18-25 藤野美樹先生

成宗教会学校からお知らせ

 

  • 6月9日はペンテコステ・花の日礼拝です。教会のお誕生日です。
  • 礼拝でのお話は小学校高学年~中学生にもわかりやすく語られます。礼拝後の活動は幼少~小学生向きですが、何歳でも楽しく参加することができます。中高生の皆さんは、大人の礼拝にもご参加をおすすめいたします。礼拝時間は10時半~11時半です。親子連れの方も、どうぞいらしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年5月号

「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。」

新約聖書、コロサイ2章3節

このお便りは、なりむね教会からのメッセージです。キリスト教会は神様の愛について学び、伝えます。子供さんも大人の方も、読んでいただければ幸いです。


興津春枝先生のお話

(これは4月28日の礼拝で話されたものです。)

聖書 出エジプト記20章1~21節

「神様からの恵みの言葉 十戒」

「十戒」とはなんですか。について学びましょう。

教会で私たちが大切にしている三つのことがあります。

1. 主の祈り こう祈りなさいとイエスさまが教えて下さいました。

2. 使徒信条 ~を信じます。という信仰告白です。

3. 十戒   神様がモーセを通してシナイ山でイスラエルの民」にお与えになった十のご命令のこと。

イエスさまがお生まれになるずっと昔のことで旧約聖書の時代のことなので、今の私たちにはもう関係ない、あんまり重要なことではないのでは。それに「~してはならない」という言葉が十もあってとても厳しくて守ることなど出来ないと思うかも知れませんね。神様を信じることは窮屈で自由がなくなるということなのですか?疑問がわいてきます。

ではなぜ、神様はイスラエルの民に「十戒」をお与えになったのでしょうか。

400年もの間にエジプトで増え続けたイスラエル人の力を恐れ嫌っていたファラオ(王)は民を奴隷として重労働で酷使し苦しめました。民は神様に助けを求めます。その苦しみ嘆く声を聴かれた神様に選びだされたのがモーセです。ファラオの元へ行って民をエジプトから脱出させることを承知させるようにとのご命令。自分のいうことなど信じてもらえないしなど思いつく限りの言い訳でハイと言わないモーセ。神様は言われました。「おまえには私がついている」。ついにモーセは行って神様のお力で数々の奇跡をおこします(ナイル川ノ水を血に変えるなどなど)が、ファラオの頑固な心は変わりません。ついに神様はあらゆる災害をエジプトの上に起こします。ファラオは自分の長子(一番上の男の子)が死んで

しまい、とうとう叫んだのです「今すぐ、出て行け!」モーセと民は昼は雲の柱、夜は火の柱となっての神様の導きで砂漠の道を進み「葦の海」までやってきて野宿をしていました。そこへまた心変わりをしたファラオの軍勢がすぐ後ろまで追ってきたのです。追いつかれた民を神は「葦の海の軌跡」によって救われました。海の水が真二つに左右に分かれてできた道を民は逃げ進みました。そのあとを追ったエジプト軍は元に戻った波によって溺れ死んでしまったのです。その後3か月、神様のお守りによって水も食べ物もあたえられた民はシナイ山の麓に。その山の上で神様はモーセを待っておられ、「十戒」があたえられたのです。

ご自分が救い出しご自分の民になさろうとしている民は決して良い民だったからではありません。せっかくエジプトでの奴隷の生活から自由になったのにまたその自由を失わないようにとのただ神様の恵みによるのでした。民は神様の御心にしたがって生きてゆくための「道しるべ」として「十戒」をあたえられました。神様の恵みに応える生活ができるように。本当の自由とは神様から離れない生活です。神様から離れて好き勝手に自己中心的な生活をしてしまう私たちにも、

「十戒」は大切です。完全に守ろうとしても不可能だけれど、守りたいと願い神様により頼んで祈る時、私たちの信仰は深められると信じます。いつも神様から離れないで毎日を過ごしていきましょう。

5月の御言葉

「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じよう重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』」

マタイ22章37節-39

5月の教会学校礼拝

(毎週日曜日、朝9時15分~9時45分)

神様に感謝して祈り、歌います。イエスさまのお話、聖書について学びます。

🌸 お話の聖書箇所と担当の先生は次のとおりです。

5月5日(日)マタイ22:37-39  お話:藤野美樹先生

12日(日)マタイ4:8-10   お話:藤野雄大先生

19日(日)申命記4:15-19  お話:斉藤紀先生

26日(日)マタイ5:33-37   お話:興津晴枝先生


成宗教会学校からお知らせ

🌸 ゴールデンウイークはあっという間でしたね。楽しい思い出はできましたか?教会にきていろいろお話を聞くのを楽しみにしています!新しいクラスにも慣れて、元気に学校に通えるようお祈りいたします。

🌸 6月9日㈰はペンテコステ・花の日礼拝です。

🌸 礼拝でのお話は小学校~中高生にもわかりやすく語られます。教会学校礼拝後には、絵本や工作、ゲームなど、お茶を飲みながら15分ほど楽しい時間を持っています。中高生の皆さんは、大人の礼拝にもご参加をおすすめいたします。大人の礼拝は10時半~11時半です。親子連れの方も、どうぞいらしてください。